財政の見える化
いま、地域で私が掲げている政策の「財政の見える化」についてお話をさせていただいておりますが、
「タンシキボキ?」「フクシキボキ?」「ハッセイシュギ?」と口頭で耳だけで聞いているのではよくわからないのではないかとと思いますので活字にてご説明させていただきます。
年金、医療、介護をはじめ 社会保障のさまざまな課題に取り組むには財源を確保しなければなりません。
いまの民主党政権のように「あれもやります、これもやります」とキレイ事をならべても財源がなければ何もできません。
また事業仕分けなどでは、財政の全体像がわからず、重箱の隅をつついても財政の大きな転換にはつながりませんでした。
(「2番じゃダメなんですか?」なんてTVコマーシャルでパロディーにされてしまってますね。(笑))
「税金のムダ遣いを無くします!」 と言うのは簡単ですが、では何がムダで、どうやってそのムダを無くしていくのか?それを明確にしていかなければなりません。
安定的な財源の確保を行うために、透明度と効率性の高い、健全な財政を目指す必要があります。
そのために、「複式簿記・発生主義会計」の考えを取り入れた公会計制度改革を行い、「財政の見える化」をすすめます。
一般の企業などでは、「複式簿記・発生主義会計」を採用しており、これはお金の流れに伴って、それが資産(財産)になるのか、負債(借金)になるのか、お金の出入りの理由(勘定科目)と共に帳簿に記帳します。
しかし、日本の官庁の会計制度は「単式簿記・現金主義会計」、わかりやすく言うと現金の収入・支出を記録するだけ、お金の流れを把握するだけの方式です。
これでは、年度をまたいで蓄積された資産や負債の把握ができず結果的に借金への意識が薄れ財政が悪化しやすくなります。
この「財政の見える化」によって、隠れていた借金はどれだけあるか? 全体で資産はどれだけあるか?コストはどれくらいかかっているのか?などが明確になり、
「予算で余ったお金は年度末までに使い切ってしまおう」という発想から、「余ったお金はしっかりと積み立てていこう」という発想へ意識改革をすすめていくことができます。ここが大事だと思います!
すでに、この「財政の見える化」は、東京都議会公明党の推進により全国に先駆けて2006年度より東京都で導入し、この結果、東京都は税金のムダ遣いを大幅にカットし、隠れていた借金1兆円を翌年度にほぼ解消することに成功しました!
こういった実績がしっかりとあるんです!
この公会計制度の導入を公認会計士などの専門家と共に検討を進め、健全な財政を目指すとともに、公明党チーム3000の一員として日本の各地方自治体にさらに「財政の見える化」を広げていくことを目指しております。
まだまだこの説明だけではわからないこともあるかと思います。
図式などにしてわかりやすい説明ができるよう、日々勉強、日々努力をしてまいります。
また、専門家の方がいらっしゃいましたらアドバイスをお願いいたします。