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6月4日から7月30日までの57日間にわたり開催された「北アルプス国際芸術祭」が閉幕となりました。
延べ人数45万人の観客が、現代アートを求めて大町へ。
そして、アートを介して大町の豊かな自然を満喫し、大町の食をご堪能いただきました。

 

アートによるまちづくり・・・
当初は多くの市民による「不安」と「拒絶」の反応があったことも事実です。
市議会においても賛否両論がありました。
それもそのはず、現代アートについて、私たち議員も、恐らく市民の皆さんも、ほとんど知識が乏しく、現代アートに対する奇抜なイメージが先行していたことは否めません。
「アートによるまちづくり」どころか、アートによって「まちが蹂躙されてしまう」かのような恐怖感さえ、人によっては感じられたことでしょう。

 

私自身、現代アートによるまちづくりに100%自信があったかといえば、決してそんなことはありません。何しろ、作品が実際に完成するまでは、作品を見ることができないわけですから。
とにかく、現代アートといっても、本当に様々であり、正直、世界には私自身理解できない作品もありますし、もっといえば、決して好きになれない作品にも出会いました。

 

トリエンナーレやビエンナーレと言われる芸術祭が、世界各国で、また国内においても活発に開催されております。そしてこのようなアートによるまちづくりについて、様々な評論も行われております。特に最近では、このような形式の芸術祭について否定的な論評もあり、「芸術の劣化」を指摘する著作も出てきております。
しかし、私は、本来芸術とは「こうでなくてはならない」というものはなく、プロもアマもないのではないか、そう考えています。
作品に対する見る者の好き嫌いもあり、たまたま好きな人が多ければ、それだけ多くの人たちの心を捕らえ、人気作家となっていく。
芸術家の皆さんは、いわゆる「売れている作家」が本物であると思っているでしょうか。
人の価値観は様々であり、作家が生きている間には売れなかったとしても、作家が亡くなった後、時代の価値観がその作家の価値観に追いつき、そしてその作品に高値がつく・・・ということは芸術の世界ではよくあることではないでしょうか。
もちろん、恐らく、本物と言われる作家、作品には共通の「何か」があるのかもしれません。
しかし、「トリエンナーレは本物ではない」「地域アートは本物ではない」「地域住民との共同作業で作る作品は本物ではない」などとどうして言えるでしょうか。
「地域の活性化が目的で開催された芸術祭で作られる作品は本物ではない」などとどうして言えるでしょうか。
恐らく、トリエンナーレなどに参加されている作家の皆さんは、「地域の活性化のために作品を作りましょう」などとは思っていないはずです。「最高の作品を作りたい」という思いで参加されていることは間違いありません。

 

今回、北アルプス国際芸術祭のすべての作品を鑑賞させていただいた上で、率直な感想を述べますと、どの作品からも「観客に媚(こ)びている」などと感じたものは一つもありませんでした。
いわゆる「売れればいい」などといった、芸術家としての魂を売るような作家はいなかった。
また、そんな作家を選ぶディレクターがどこにいるのか。
どのような形式の芸術祭であれ、作家は自身のプライドにかけて作品の制作に取り組んでいる。

 

北アルプス国際芸術祭を大成功に終えることができ、いまだ感激に浸っています。
いや、勝って兜(かぶと)の緒(お)を締めよ!
これからが、大町市のまちづくりの本番です!
大町市は、今回の大成功で「文化芸術のまち」の仲間入りを果たすことができました!
この誇りと責任を忘れることなく、次の段階へとステップアップしてまいります!

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あと2日間・・・

6月4日から開催してきた北アルプス国際芸術祭も間も無く終わろうとしています。
本当に多くの方に大町へお越しいただき、まるで夢を見ているようです。

 

晴れ渡る空に映える北アルプス
紺碧の空と澄み渡る木崎湖

そして

霧がかる林の木々たち
木崎湖から曇り空へと伸びてゆく雲結いの紐(ひも)

 

晴れの日も曇りの日も雨の日も、大町はいつでも美しい姿を見せてくれました。

今はただただ、北アルプス国際芸術祭に携わったすべての方々に心より感謝。

そして

我がふるさと大町を心より愛おしく思っています。

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今、大町市内で開催中の「芸術と工芸をめぐるふたつの町の国際交流10周年記念展」に行ってきました!

 

メンドシーノと大町の交流が始まって早くも10周年。
現在、大町市では北アルプス国際芸術祭が開催されていますが、それに10年も先立ち、大町に在住のアーティストとメンドシーノのアーティストの交流が民間レベルで始まったのです!
色々な国際交流がありますが、民間レベルの文化交流こそが、双方の異なる文化圏同士の理解を深め、政治的な交流にはない、利害関係を超えた、本当の意味で「永続性のある」深い関係を築くことができるものと信じています。

 

民間の有志によって始まったメンドシーノと大町市の国際交流10周年に心より敬意と感謝の意を表します。

 

「芸術と工芸をめぐるふたつの町の国際交流10周年記念展」は、ギャラリーいいずら、塩の道ちょうじや、わちがいギャラリー、麻倉ギャラリーの4ヶ所にて、7月30日まで。

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子どもたちが危険にさらされている・・・
SNSの誤った使用が、子どもたちを被害者、そして加害者にしてしまう・・・

 

本日、木曽合同庁舎にて「長野県青少年育成指導者・青少年サポーター研修会」が開催されました。
講師は、一般社団法人セーフティーネット総合研究所 専務理事 南澤信之氏。
タイトルは「子どもたちのネット利用の現状と課題 〜SNSその危険性と留意点〜」。

 

県内における小中高生のネットトラブルの増加は著しく、昨年(平成28年)の1年間だけをみても750件を超えている。特にSNSによる性被害やいじめは後を絶たない。

 

また、平成28年度の警察庁のまとめによると「性犯罪の温床は、ほとんどSNS」であり、特にTwitterやLINEが危険であるという。
その理由として、南澤氏は「小さい頃からネットやSNSに参加していると、危険な情報も不適切な情報も刷り込みされ」そして「警戒心がなくなって」しまい、子どもたちはSNSで「つながっているのは友達や自分の思っている人だけではない」ということに気づけないからであるという。

 

そして南澤氏は、スマホやタブレットの長時間の使用が、健康に与える大きな影響についても警鐘を鳴らす。
スマホなどの画面から発せられるブルーライトは、脳に大きなダメージを与え、睡眠障害、肥満、ガン、またうつなどの精神障害を引き起こす。また、学習においても障害を引き起こし、スマホなどに長年にわたって依存すればするほど、そこから立ち直るためにも非常に長い時間を要するという。

 

便利さを手に入れることによる、負の代償はあまりにも大きいと言わざるを得ません。
南澤氏は最後に、「時間」「場所」「人」を強く意識した普段の生活が重要であると訴え、「聴く力」「心でつながること」の大切さを強調されました。
そして、家庭においても、どんな場面でも「顔を見た会話」こそが大事であると話されました。

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昨日の午後、長野市大岡公民館にて、シンポジウム「明日の大岡を考える」が開催されました。
講師は、明治大学農学部教授で『農山村は消滅しない』(岩波新書)の著者である小田切徳美氏。小田切教授には、昨年夏の「信濃木崎夏期大学」の講師として大町市にお越しいただきました。

 

農山村は消滅しない・・・日本全国の地域活性化の取り組み事例を紹介されながら、派手ではないが、しかし着実に地域を活性化させる地道な取り組みの大切さと可能性についてお話しいただきました。

 

また、昨年の信濃木崎夏期大学のお話にはなかった新たな視点で「関係人口」づくりについてお話しいただきました。
関係人口とは、観光人口でもなく定住人口でもない、その中間的な人口の見方。
現代の日本人の生活スタイル、価値観の変化によって、「住む」ということに対する考え方も変わってきています。
非常に刺激的なお話でした。

 

そして最後に、市民の皆さんが少子高齢化・人口減少対策に取り組むために必要なのは、「危機意識の共有」ではなく、「可能性の共有」こそが重要であると訴えられました。
危機意識よりも可能性の追求・・・
「希望」あふれる小田切教授のお言葉に、先生の温かな人柄を感じました。

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美しい島々が浮かぶ瀬戸内海。
この瀬戸内海で三年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭。
今でこそ世界中から多くの観光客が訪れるこの瀬戸内地域には、かつてあまりにも残酷な悲劇が繰り広げられた歴史があります。

 

本日、地元中学校において「人権を考える市民の集い」が開催されました。
講師は、NPO法人「現代座」の木下美智子さん(語り)と今村純二さん(アコーディオン)。
タイトルは『遠い空の下の故郷』〜ハンセン療養所に生きて〜。
日本のハンセン病の歴史を、九州のある一人のハンセン病患者の言葉を借りて語る劇。

 

かつて日本で本当に起こった残酷な歴史、「ハンセン病患者」に対する激しい差別。
このハンセン病患者に対し行われた差別も、実は時の権力の見苦しいプライドによって生み出されたものであるという。
それは単なる差別ではなく、「制度」として、社会的暴力によって作られたものなのである。
人権という概念などまだ日本に根付いていない時代のこと。
「人間を人間として見る」感覚を麻痺させる、「保身」と「臆病」の心。

 

差別は必ず、一見「正当な」理由、「大義名分」を持って行われる。
ハンセン病患者に対する差別も、「すぐに感染する」という誤った知識を流布させることによって行われた。本当は「簡単に感染」などしないのに・・・。
この「ハンセン病は容易に感染しない」という事実が科学的に立証された後も、ずっと日本では「ハンセン療養所」が存在していた。
この誤った知識は、人々の間に「恐怖」を生み、恐怖は人々の「正常な思考」を狂わせた。

 

「正しい知識」がどれほど大事か。
時として権力者は保身のために、「あえて意図的に」誤った情報を国民に吹聴する。
それも、あたかも、それが「国民のため」であるかのように・・・。

 

この過去の歴史は、決して「過去」のものではない。
権力は、それを持った人間を狂わせ、「人間を人間と見る」正常な思考を麻痺させる。
「保身」のためなら「他人の犠牲」さえも厭わぬ残酷な行為を平気でできるようにさせてしまうのだ。

 

この歴史を断じて繰り返させてはならない。
人権は、国民、市民が自分で守り抜くのだ!!
それが本当の民主主義だ!!
そのためには、国民、市民自身が賢くならなくてはならない!!
またそのための「政治」なのだ!!

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9日の午後、大町市内で、まちづくりシンポジウム「空かないまちの仕組みづくり」が開かれました。

 

本事業は大町市と信州大学による大町市定住促進共同研究として行なわれているもので、人口減と高齢化により、ますます増えていく空き家を有効に活用するための、また「空き家が生まれないための仕組みづくり」について研究を行うというものです。
信州大学からは、新雄太氏(信州大学産学連携・地域総合戦略推進本部研究員)と鳥山香織氏(信州大学学術研究支援本部助教)にお越しいただき、新氏からは「空かないまちの仕組みづくり」についてご講演いただき、その後、鳥山氏のファシリテーションにより、各グループに分かれてワークショップを行いました。

 

空き家問題に取り組む先進事例を学びながら、またワークショップを通じて大町市の魅力と足りないものを発見していく中で、大町市の独自の空き家対策について考えていくよい機会となりました。

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6月4日から始まった「北アルプス国際芸術祭」も、残すところ26日となりました。
予想をはるかに上回る勢いで、多くの観光客が芸術祭に訪れています。
また、梅雨時にもかかわらず晴れた日も多く、幸運にも恵まれました。

しかし、大町市の自然の美しさを味わうことができるのは、決して晴れの日だけではありません。

 

雨に濡れ、ますます青々と輝く木々たち。
霧のかかった幻想的な東山の風景。
雲間から顔を出す北アルプス。
そして、雨間(あまあい)に現れる美しい虹。

 

自然の美しさは、見る者の感性次第で無限に見つけ出すことができます。

アートによるまちづくり・・・。
当初は、大町市民の皆様のご意見も、賛否両論、様々でした。色々なご意見がある中で、最終的には「大町市の活性化の起爆剤になるのなら」と開催を決定しました。

大町市の「魅力」を高めることが、大町市の観光の活性化を促し、観光業の活性化は、市内のあらゆるサービス業の活性化をも促します。
市内の産業の活性化は、雇用を生み出し、また魅力あるまちづくりこそが、若者をまちに引きつけることになるのです。

 

まずは、北アルプス国際芸術祭の前半が大盛況のうちに終わりました。
これからいよいよ夏休みを迎え、さらに多くの観光客をお迎えすることになります。
最後の最後まで無事故で大成功となることを心より祈らずにはいられません。

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アートの力・・・

 

今開催中の北アルプス国際芸術祭。その中でひときわ「サイトスペシフィック」なアートとして注目されているのが大町市平源汲(げんゆ)地区に設置された『源汲・林間テラス』。世界的な現代アート作家、川俣正氏の作品。

 

川俣氏は、今回あえて、ごみ焼却施設のすぐ隣にこの作品を設置。ごみ焼却施設といえば、誰もが「隠したい」「どこか遠くへ建設して欲しい」と考える、いわゆる「迷惑施設」。
しかし、川俣氏は「あえて」ここを選んだのだ。

 

ごみは誰もが出すもの。そしてごみ焼却施設はどこかに作らなければいけないもの。ならばこの施設が、皆に親しまれ、皆がここへ来て「ごみについて、環境について」考えるためのシンボルのような場になったとしたら・・・

 

現代アートは、とかく「奇抜で場違いなもの」と見なされがちだ。しかし、本来現代アートとは、社会矛盾に対する批判精神に満ちた作品も多く、社会との接点を非常に大事にしているものも多い。また、作品を作る時、その地域の住民との共同作業を大事にするのも近年の現代アートによる芸術祭の特徴でもある。
地域住民との意識の共有・・・それが地域の課題を解決する作品となって色濃くその精神が作品に現れてくる。

 

この「林間テラス」が地域の皆さんに愛され、そして焼却施設さえも皆さんに愛される施設となるにちがいない・・・そんな「明るい希望」と「アートの力」を感じさせるこの作品を、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思います。

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昨日13日の午後、議会広報サポーターの芳野政明氏をお迎えし、大町市議会議員研修会を開催しました。
「住民と共に歩み信頼される議会 〜議会広報の基本と編集〜」と題し、市民の皆さんに手にとっていただき読んでいただける「議会だより」のあり方についてお話をお聞きしました。

 

私が芳野先生の研修会に参加するのは今回で3回目。何度お聞きしても「新たな発見」と「気づき」があります。
基本はどこまでも「市民目線」。市民の皆さんが欲しがっている情報をしっかりとお届けすること。そして、読みやすさ。議会側が「お伝えしたい」内容ではなく、市民の皆さんが「読みたい」内容。
また芳野先生は、廣瀬克哉氏(法政大学教授)の論文を引かれながら、「議会それ自体がメディアとしての本質」を持っていると語られました。議員が、日頃の仕事・活動について、単にがんばるだけでなく、しっかりと市民の皆さんに「お伝えする」使命が議会にはあると学びました。世論調査によると、「地方議会の現状に満足しているか」との質問に対し6割が「満足していない」との回答を。さらにその「満足していない」人たちの5割が、満足していない理由として「議会の活動が伝わらないから」と回答しています。
つまり、議会に満足できないのは「議会活動がよくわからないから」というものでした。
議会活動を市民の皆さんにお伝えする「広報」の重要性を再確認しました。

 

大町市議会の「議会だより」が、市民の皆さんに親しまれ、読んでいただけるものとなるよう、さらに精進してまいります。

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大町市 太田昭司
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