10月7日(火)に区議会公明党を代表して「しめくくり総括質疑」を行いました。
①小型家電リサイクルについて
②大田区公共の場所における客引き客待ち行為等の防止関する条例について
③障がい者への理解を進める施策について
質疑を致しました。質疑内容は以下のとおりです。
大田区議会公明党のかつまたさとしです。
公明党を代表して締め括り総括質疑をさせて頂きます。
はじめに環境清掃費、廃棄物対策費についてお聞き致します。
おおた未来プラン後期には、ごみのない循環のまちをつくります。と題し
5年後のめざす姿として、区民・事業者・区がそれぞれの役割と責任を認識し、ごみを出さない・つくらない工夫が日常生活や事業活動などに定着しています。とあります。
ここにあるように、本区はごみのない資源循環をめざし、資源の回収方法や再資源化の手法を検討してきたことと思います。
また、昨年度は4月より施行された小型家電リサイクル法に基づき、使用済小型電子機器等に含まれる貴金属やレアメタル等の再資源化を進めているとお聞きしております。
本区はその再資源化施策の一環として、再資源の回収や区民の意識向上のため、本庁舎や特別出張所、蒲田・大森駅周辺の駐輪場など、合計26箇所に回収ボックスを設置、大田区の一大イベントである「おおたふれあいフェスタ」などでも、イベント回収を行っております。
ただ、資源を回収するのみだけではなく、区民の意識向上への、この取組みは非常に高く評価をしております。
質問1
これまでのこうした取り組みの成果について区の見解をお伺い致します。
(答)
小型家電リサイクル事業はおおた未来プラン10年後期に掲げる施策「有用金属の資源化の取組み」として資源循環のまちづくりに向けた重要な事業であると認識しています。平成25年4月、金属資源を輸入に頼っている我が国において、使用済小型家電に含まれるレアメタル等が埋め立てられている状況を鑑み、レアメタル等の再資源化を促進することを目的として、小型家電リサイクル法が施行されてました。区において、平成25年10月から小型家電リサイクル事業を開始し順調に収益をあげております。本事業を始めるにあたり、大田区には国内で適正に再資源化できると国が認定した数少ない事業者が城南島に立地していたという大きな強みがあり、この強みを活かすことにより速やかに事業展開ができたものと考えます。この事業を通じて、区民一人ひとりのごみをつくらないという認識が資源循環のまちづくりには重要であると伝えて参ります。
質問2
また、この小型家電リサイクル事業では平成25年度、どのくらいの金額が回収できたのでしょうか
(答)
平成25年度の売却金額は約1,061万円となりました。なお、今年度、9月末現在の売却金額は、約995万円となっております。
環境清掃部というと歳入がほとんど見込めないと考えておりましたが、そう言った意味でも大変貴重な歳入確保ではないかと考えます。
質問3
この、ごみの再資源化事業の重要性と理解を区民の皆さんにさらに周知していくことが大切であると思いますが、この事業の今後の取り組みについて、構想等がありましたらお示し下さい。
(答)
この事業は、区内26ヶ所の拠点回収、粗大ごみからのピックアップ回収、イベントでの回収の3通りの回収方法を設けております。ピックアップ回収の対象につきましては平成25年度は大森清掃事務所収集分、平成26年度は蒲田清掃事務所収集分と順次拡大してまいりました。平成27年度以降は区内全域で実施できるよう現在検討を進めております。今後も、イベント回収や出前講座等、様々な機会を活用して事業のPRに努め、区民・事業者の皆様と一体となって、資源循環のまちづくりに向け積極的に取組んでまります。
次に「大田区公共の場所における客引き客待ち行為等の防止に関する条例」施行に対する区の取組みについてお聞き致します。
本条例は本年7月1日より施行され、さらに10月からは特定地区内で風俗営業店が違反を行った場合、最終的に5万円の過料を科すほか、違反者の氏名についても公表する場合があるとされております。
過料を科す条例は都内で初めての試みであり、我が党もこのような条例施行を推進してきた経緯があり、この事業の成果を大きく期待するところであります。
質問4
はじめに、この条例施行に対する区長の思いと評価についてお聞かせ下さい。
(答)
蒲田駅東西周辺地区での客引き客待ち行為につきましては、以前から、客引きがいると「怖くて通れない」などの女性やこどもの声があり、また、立ちふさがりなどで多くの区民に迷惑を与えているばかりか、蒲田のイメージを悪化させている状況がありました。平成23年12月から。大田区は蒲田警察署並びに地域の自治会・町会、商店街の皆様と共に毎週金曜日夜間に自主的なパトロールを続けてまいりました。しかし、なかなか改善が見られないことから、本年の第一回定例会で条例を制定し、この問題解決に向けて踏み出しました。その後、警察官OBを非常勤職員として雇用し、7月の条例施行から、大田区の職員により夜間パトロールを毎日実施しております。この3ヶ月でJR蒲田東口のエスカレーター前に客引きが立つこともなくなり、また、客引きに対する110番通報が減るなど目に見える効果が出てきております。客引き客待ちを防止していくためには、この問題に多くの区民が関心を持っていただき、地域を掲げて取組むことが最も重要と考えております。私は、関係機関と連携しながら、客引き客待ちを防止し区民生活の平穏を保持するとともに、にぎわいのあるまちを目指して引き続きしっかりと取組んでまいりたいと思っております。
7月1日から施行されたこの条例ですが、多くの区民の方がこの条例には注目をしております。先日も蒲田の、ある団体の方から、この条例についてのご意見を伺いました。
その意見の中に、現在行っているパトロールは、胸章を付け、特定な場所でパトロールを行っており、一目で「客引き・客待ち防止のパトロール」をやっていることが解かります。
そのため、仮にこの条例違反をされているかたがいても、その姿をみると即座にその違反行為はやめてしまいます。
地元の町会や商店街の方々が運動として行う場合は、このようなやり方に効果があると考えますが、取締りを行う方がこのようなやり方をするにはいささか疑問が残ります。条例に過料を加えたのであれば、いざと言う時、取締りを行う意思があると内外に示したものと考えます。区は「取り締まりを行うのは警察の仕事」としているようですが、であるならば、なぜ条例に過料を加えたのか、疑問が残ります。
質問5
そこで提案します。
区関係者がパトロールを行う際は、胸章を付けず、手帳サイズの身分証明を携帯するなど、一目でわかる抑止力だけではなく、
時には取り締まりも行うという姿勢を示すべきではないでしょうか?見解をお示し下さい。
(答)
現在、客引き等の防止に向け、区及び関係する自治会・町会、商店街、警察がそれぞれの役割を担い連携した活動を進めております。
その中で警察は風俗営業法や東京都迷惑防止条例を適用し悪質な客引きの検挙や店舗の摘発などの取り締まりを行っております。大田区においては悪質な客引き行為を繰り返す客引き客待ちに対しては、毅然とした態度で罰則を適用するという姿勢も示してまりたいと思っております。一方、一目でわかりやすい姿でのパトロールを行うことは、客引きに対する抑止と共に、客引きを許さないまち、大田区をアピールする重要な意味もございます。本条例は、10月から過料罰をかすことができるようになりましたが、条例の主旨は、悪質な客引き等の行為を行いにくいまちづくりをしていくことにあります。現在のパトロールは客引き被害110番通報も減少しているなど効果も出ており、罰則適用などの取り締まりという側面と共に悪質な客引きの防止や抑制の両面から取組んで参りたいと思っております。
また、夜間以外に昼間もパトロールを行っていると伺いました。
質問6
質問します。
昼間のパトロールやその他の活動の目的とその成果について伺います。
(答)
昼間のパトロールですが、客引き等の夜間パトロールに従事するまでの間、元警察官としての知識や経験を活かし、様々な防犯活動に取組むことで、地域の安全性を向上させることが目的です。具体的には、子どもに対する声掛けや、つきまとい等が発生した地域周辺のパトロールを行い、子どもを見守り、合わせて、通学路の安全確保にも努めております。また、青少年に万引きをさせないための店舗づくりの指導や、高齢者施設を訪問し、振り込め詐欺防止のための講和なども実施しております。今回、猫の変死事件がありましたが、昼間のパトロールの延長として事件のあった公園周辺でパトロールを速やかに実施するなど臨機応変な対応をすることもできました。警察官によるパトロールの他、非常勤職員が目立つベストを着て巡回することで、安心感が増したとする声も聞いております。
先日、夜間パトロールの時間をお聞き致しました。
通常月の金曜日以外は19時から21時、金曜日は20時より22時と伺いました。
悪質な客引き・客待ち行為が起きそうな時間はもっと遅い時間ではないでしょうか?
質問7
質問します。
決まった時間を定期的にパトロールするのではなく、時にはもっと遅い時間にパトロールを行ってはどうでしょうか?
(答)
パトロール時間ですが、金曜日は、蒲田駅周辺環境改善協議会との合同パトロールを行っているため、午後8時から10時に実施しています。金曜日以外は多くの通行人や帰宅の途に就く区民が客引き等の被害に遭わないよう、また、親子連れでも安心して歩けるようにする意図をもって午後7時から9時までの時間帯で実施しています。本年5月に区内5警察署と客引き防止に向けた協議を締結しており、10時以降や深夜の時間帯は、蒲田警察署に取り締まり重点的に行っていただいております。本条例は、7月に施行されてから3ヶ月余りであり、罰則は正に10月から適用が始ったところです。パトロールの時間設定につきましては、実施から間もないことから、しばらくの間は現行の時間帯で行ってまいります。今後、十分な検証を行い委員ご提案も参考にさせて頂きます。
現在のパトロールのやり方を何回か拝見しております。
パトロール員の方が道路の四つ角に立って監視している時は、
呼び込みを行うか方は道路にいませんが、パトロール員の方がいなくなると、呼び込みの方々が道路の真ん中で呼び込みをしている姿をよく見かけます。
質問8
質問します。
このようにパトロール員の方がいるといないとでは大きな差があります。その成果も一過性です。この様な状況でよろしいのでしょうか?この点について何か工夫ができないか、見解をお聞き致します。
(答)
パトロールの方法については、蒲田駅東西口をそれぞれ2班に分け、ある程度広い地域を巡回するため、パトロール員が巡回地点を離れると客引きが姿を現すという実態もあるようです。客引きのいる全ての場所で監視し続けることは事実上困難ですが、客引きの多くいる場所を重点的にパトロールしたり、時間差により複数回同じ場所でのパトロールも行っております。今後は、指導員が客引きのいる場所に留まる定点監視型パトロールの時間を出来るだけ延ばしたり、巡回コースを変更するなどの工夫もしてまいりたいと思っております。さらに、大田区は客引きを許さないまちであることを強くアピールし、区民や区を訪れる方が悪質な客引きの誘いに乗らない意識を持っていただけるよう広報・啓発にも努めてまいりたいと思っております。
質問9
さらに、そのパトロール時間、全てに、宿直管理職が同行しているようですが、まずその同行の目的をお聞きします。
そして管理職同行は、全ての時間でなくても良いのではと、考えます。この二点について、見解をお知らせ下さい。
(答)
管理職員が同行している目的ですが、今回の夜間パトロールは、多くの職員が参加をすることで、その効果が高まると考え、管理職員として率先垂範することを目的に同行しています。次に、パトロールの全ての時間に同行しなくても良いことではとのことですが、管理職員は、パトロール現場の全体管理のほか、指導や事故防止の判断を担うことになる為、行政職としての管理職員の同行が必須と考えております。
さらに暮らしやすい、安全安心の大田区構築を要望し、次の質問に移ります。
次に障がい者への理解を進める施策について質問致します。
先日ある区民の方より相談を頂きました。
この方がお住まいの地域に障がい者のグループホームが出来る為、地域の方が様々な心配をしているとの事でした。
その内容はそういった施設が近くに出来る事で、地域の住環境がおびやかされるのではないかとの心配のようでした。
障がい者施設イコール、そのような発想になってしまうことに対し、
残念な想いをすると同時に、その方へ、誤解を解く為の説明を行いました。
また、先日も障がい者への理解不足のためか、視覚障がい者が蹴られたり、盲導犬がナイフのようなもので刺されるなど痛ましい事件が起こっております。
先日、保健福祉委員会で釧路市、石狩市、札幌市を視察致しました。
その際、札幌市では「札幌市障がい者協働事業」を視察させて頂きました。その視察終了後、市役所内にある休憩スペースに、発達障がい者への理解を深める為の資料が置いてあり、自由に閲覧や持ち帰りが可能となっておりました。
その資料は「職場で使える虎の巻」「暮らしで使える虎の巻」「学校で使える虎の巻」と題し、テーマごとに、知的障がい者への支援ポイントがとてもわかり易く、四コマ・マンガで紹介をされておりました。
本区でも同様に、我が党の玉川議員が触れておりましたが、障がい理解へ向けての「心のバリアフリー・ハンドブック」が作成され、視覚障がい、肢体不自由、聴覚障がい、知的障がい、などの事柄が掲載をされております。
このハンドブックを読ませて頂きましたが、大変分かりやすい内容になっていると感銘致しました。
質問10
この本を作成された区の想いをまず伺います。
(答)
区では「やさしさが広がり、だれもが安心して快適にすごせる おおた」をめざし、平成23年3月「大田区ユニバーサルデザインのまちづくり基本方針」を策定し、その取り組みを進めてきたところです。このさらなる推進のためには、障がい等に対する区民の理解を深めていく周知啓発の実践的な取り組みが重要となります。こういた考えから、「おおたユニバーサルデザインのまちづくり区民推進会議」のご意見などを踏まえ「心のバリアフリーハンドブック」を作成したところです。このハンドブックをきっかけとして、障がいのある方はもとより、高齢者、子育て中の方、外国人など様々な方々へ理解を推進し、互いに支えあう地域づくりをより一層進めていきたいと考えております。
この本の中には、障がい以外の子育て中の方への配慮や外国の人達への配慮、エスカレーターに乗る際の思いやりや自転車に乗る時の思いやりなどが掲載されております。
心のバリアフリー・ハンドブックを発行するにあたり、本区は「おおたユニバーサルデザインのまちづくり区民推進会議」を設け、障がい等がある区民の皆様にも参加をして頂き検討、小中学校の総合学習の時間を利用して障がい者の理解のための学習教材として使用している事を伺いました。
質問11
そこで質問します。
この本を使用しての小中学校での反響をお知らせ下さい。
(答)
お話のように「心のバリアフリーハンドブック」は、小中学校での総合学習において活用しております。今年度は、小学校24校、中学校3校で実施することとし、10月6日現在までに、小学校11校、中学校2校で行いました。実施した学校から「ハンドブックは子ども達の調べ学習の資料として活用し、わかりやすい使いやすい」「授業実施後、バリアフリーについて、子ども達同士で話題になることが多くなっている」などの報告を受けております。また「車いすの方が道路の横断等に困っている際に、声かけをした」等、支援に関する気持ちが育まれている例も聞いています。今後とも「心のバリアフリーハンドブック」を活用した授業が子ども達にとって貴重な体験として、思いやりの気持ちが育まれ、互いに支えあう地域づくりに結びつけていけるよう、この取り組みを推進していきたいと考えております。
先ほどもお示ししたとおり、小中学生への働きかけも重要ですが
大人への理解度を高める施策も大変重要であります。
質問12
質問します。
そのための施策として、例えば町会等の会合に出張し出前講座などは行えないでしょうか?
(答)
お話の通り、広く区民の方々にユニバーサルデザインに対する理解を広げていきことは大変重要なことであると認識しております。この実践のため、平成26年度から各特別出張所管内の地区ごとに、「地域におけるユニバーサルデザイン実践講座」を実施することといたしました。今年度は11月に蒲田東地区、12月に新井宿地区において実施する方向現在準備を進めているところです。互いにユニバーサルデザインへの理解を深めてまいりたいと考えており、来年度以降も計画的に各地区での実施を図るなど、取り組みを進めてまいります。
最後に、この「心のバリアフリー・ハンドブック」ですが、
本庁舎や区の関連施設などの待合場所や区民が目に触れる機会が多い場所に置き、多くの方が手にとって閲覧出来る、もしくはお持ち帰りが出来る工夫を要望します。
以上で区議会公明党を代表しての総括質疑を終了します。
ありがとうございました。
