平成26年第三回定例議会・決算特別委員会が平成26年9月11日より10月9日までの日程で開催されております。その決算特別委員会の款別質疑で「障がい当事者の選挙投票について」「北蒲広場について」「本庁舎前の花壇等について」質問・要望・提案しました。

質疑の内容は以下の通りです。

大田区議会公明党のかつまたさとしです。
総務費、障がい当事者の選挙投票についてお伺い致します。
大田区では、有権者が主体的に投票行為を行えるよう様々に取り組みを行っています。
その運動の一端が明るい選挙運動ではないでしょうか?
この取り組みについて大田区は、ホームページで紹介をしております。
有権者が主権者として自覚を持って、進んで投票に参加し、選挙が公明かつ適正に行われ、私たちの意志が正しく政治に反映される選挙を目指しています。と。
大田区の全ての有権者が積極的に選挙の投票に行き、私たち区民の意志が正しく政治に反映されことが重要であると私も確信をしております。
全ての有権者とは、勿論、障害のある人も、無い人も積極的に選挙の投票をして頂くと同時に、自治体としては積極的にそのような環境づくりをすることが重要であると私は考えます。
先日、知的障がい者の投票を積極的に行っている「東京都国立市選挙管理委員会」を視察して参りました。
国立市内には、知的障がい者の入所福祉施設である「滝野川学園」があり、その学園と国立市選挙管理委員会が障がい者の投票について協議を行い、その結果様々な取り組みを行っております。
その取組みの一つに選挙の代理投票があります。
そのスキームは、国立市選挙管理委員会が、選挙投票日前に福祉施設である滝乃川学園の代理投票の人数を把握し、滝乃川学園側に纏まった数の選挙公報を提供し、事前に当日投票者と期日前投票者の人数等を選挙管理委員会が確認をします。
投票所では、市職員が選管本部から持参した選挙公報を用意、
投票補助者は、2人一組で滝乃川学園生徒に対応します。
利用者が投票所に入所すると、まず、投票記載台のところで投票補助者が選挙公報を広げます。
候補者名が書ける人は本人が投票、書けないが話せる人は市職員が代筆、会話も困難なら誰に投票するか2度尋ね、選挙公報で同じ候補者を指差しすれば代筆し、異なる候補なら白票にします。
この投票方法は学園と市が二人三脚で築いたルールだそうです。
この方法で選挙当日は勿論のこと、期日前投票についても実施されております。
なお、この投票者の意思確認については、我が党の国会議員を通じ総務省に確認したところ、代理投票を認めた時点でそれに係わる意思確認等は、各自治体の裁量に任せているとの解答を頂いております。
この国立市の実績としては平成25年7月21日執行の参議院議員通常選挙おいては、代理投票者数が、投票日当日と期日前投票の合計で119名でありました。
また、平成26年2月9日執行の東京都知事選挙では代理投票が、投票日当日と期日前投票で合計85名であったそうです。

質問1
そこで、お聞き致します。
大田区おいても、事前所管の調査で代理投票は行っていると伺いました。
では、大田区においての、このふたつの選挙の代理投票は何名でしたでしょうか?
(答)
平成25年7月21日執行の参議院議員通常選挙は、東京都選出において投票日当日と期日前の合計で532名、平成26年2月9日執行の東京都知事選挙では256名でした。

代理投票に関する本区の事前調査では、申し出があった場合、
投票所職員2名により、投票者の意思確認を行い、代理投票を行っていると伺いました。
しかし、申し出がないと代理投票は行わないとしているとも伺いました。
大田区選管の積極性を出し、明るい選挙運動にあるように
有権者が主権者として自覚を持って、進んで投票に参加できるようにすべきではないでしょうか
そのためには、区内の障がい者施設に投票についてのレクチャーや
障がい者の方たちには代理投票を行っている旨も広報をより積極的に行ってもいいのではないかと考えます。

質問2
この点についての本区の見解をお聞き致します。
(答)
代理投票については、選挙ごとに発行している区報特集号・ホームページ・音声公報・くらしのガイド・投票所入場整理券によって、広報しています。また、通常時・選挙時を通じて個々のお尋ねに対してご案内しています。さらに、選挙当日投票所で困難な様子をされている場合には係員からお声をかけています。
投票を希望する方がこれらの制度を知らないことによって投票ができない、ということがないよう、障害のある方への合理的配慮の観点からも、今後も努力を重ねていきたいと考えています。

そのような環境づくりが障がい者への合理的配慮にも繋がりますし、「明るい選挙活動」で、うたわれている取り組みにもつながるのではないかと思います。

質問3
この点についての本区の見解をお示し下さい。
(答)
ご指摘のとおり、代理投票等の制度が周知されること、そしてより一層多くの方に利用されることが、障がいのある方々などを取り巻く社会全般の改善に寄与していくと考えます。また、明るい選挙推進運動の目標にも合致するものでございます。
視察で頂きました資料によると、この施設では選挙公報や政見放送の活用に加え、候補の違いをより深く理解できるよう1981年から「お話を聞く会」が恒例行事になっているそうです。
これは選挙の候補者や代理者が滝乃川学園を訪れ、一人5分以内に自分の政策を解かりやすく訴えます。
2013年参議院選挙時の「お話を聞く会」での模様がある新聞に掲載された資料を頂きましたので紹介します。
学園内の一室で参院選東京選挙区候補の「お話を聞く会」が開かれた。立候補者20人のうち、本人や代理計8人が出席した。「憲法は国の大事な約束事です」「お父さん給料を増やします」とアピールする候補や候補者写真を掲げたり、名前を何度も唱えたりする陣営もいたそうです。
各陣営とも5分持ち時間で「分かりやすい言葉で候補をPRしたい」と躍起になっていたそうです。

その他にも慣れない場所や行動が苦手な入所者のために、市選管から本物の投票箱を借りて園内で模擬投票を企画したこともあったようです。
このような取り組みの結果、平成25年に実施された前回の都議選では、都全体の得票率が43.5%だったにも係わらず、この施設利用者の投票率は80%を越えたそうです。

質問4
本区内で障がい者の入所施設や通所施設でこのような模擬投票を
施設と協議し、行ってもよいのではと、考えますが見解を伺います。
(答)
選挙管理委員会でも模擬投票は選挙啓発の有効な手段であると考えており、大田区では教育委員会のご協力をいただいて、いくつかの小学校で選挙体験教室を行い、また、成人のつどい運営委員会の企画として、成人のつどいでの模擬投票などの取組みを行っています。また、中学校や高校において生徒会の選挙などを行う際、記載台や投票箱の貸し出しなど、ご要望に応じた対応をしているところでございます。これらはあくまでも、実施いただく施設側のご希望や自主性が前提になるものでありますが、障がい者に対してもPRの仕方や対象の拡大等につきましても検討しているところでございます。

平成25年5月、成年被後見人の選挙権の回復等のための公職選挙法等の一部を改正する法律が成立、公布され、平成25年6月30日より施行されました。
これにより、平成25年7月1日以後に公示・告示される選挙について、成年被後見人の方も投票できるようになりました。
そのため、平成25年7月21日投開票が行われた第23回参議院議員選挙から成年被後見人に選挙権が付与されました。

問5
そこで伺います。
区内には成年被後見人の方は何人いらっしゃいますか?
(答)
大田区内の成年被後見人の選挙権は平成25年4月10日時点で737人でした。その後、平成25年7月以降は成年被後見人の選挙権の制限がなくなりましてので、戸籍を所管する自治体から選挙人名簿を所管する自治体の選挙管理委員会への通知する仕組みがなくなりました。従いまして、現時点で大田区にお住まいの成年被後見人の人数は把握しておりません。

国立市では、市内有権者の内の成年被後見人は120名だそうです。
国立市は滝乃川学園入所者に対しての投票経験もあり、成年被後見人の投票権付与後の投票においてもスムーズな投票が行われたようです。
改正・公職選挙法が実施され、成年被後見人選挙権が付与されたものですから、その方々に対しての投票体制の工夫を行うべきと考えます。
最後に滝乃川学園の常務理事さんは、この投票について
全員が公約を理解しているわけではない。「ちらしがきれい」「女性だから」で選ぶ人もいる。障害のない有権者でも若さや雰囲気で選ぶ場合があるでしょう。
福祉は国や地方の重要な課題のひとつ。「知的障がい者ら福祉の当事者の政治参加を支えるのは当然なことではないか」と、コメントしています。
ぜひ、大田区も障がい当事者などから要望があった場合、
初めて公報を用意するのではなく、区独自で投票し易い工夫を作り出すべきではないでしょうか?

質問6
区の見解をお示し下さい。
(答)
選挙公報につきましても要望の有り無しに関わらず速やかにお届けできるよう努めているところです。
また、郵便投票制度のご案内など、大田区独自の取組みを行っているものもございます。今後とも実態の把握と改善に努めて参りたいと考えております。

次に北蒲広場について質問致します。
北蒲広場は周知の通り、約10年前に北蒲小学校が廃校後、区民施設と産学連携施設に生まれ変わりました。
廃校後10年間かけて今後のあり方を検討すると伺っております。
そのため現在、今後の公共施設のあり方についての白書を作成していると伺っております。
各施設の課題などをしっかりと集約し作成することをまずは要望致します。
現在、私はこの北蒲広場がある蒲田2丁目東町会に所属しておりますので、この広場のあり方について町会の方々はじめ、地域の方からよくお話を伺います。
その一つにグラウンドの砂についてお話を伺います。まるで黄砂のようです。
風の強い日はグラウンドの砂が空中に舞って近隣の住宅の家の中まで入ってくると伺いました。北蒲広場を管理して頂いている委託業者の方は、風の強い日などは、こまめに水をまいて頂いていたのですが、7機あるスプリンクラーの内2機が壊れていたためその機能を十分に発揮しておりませんでした。
その話を蒲田東特別出張所に話したところ、26年度予算で最新型のスプリンクラーを設置する予算を経常して頂きました。
そのことについてはまずは高く評価しております。
この処置により砂が舞うことがないよう期待しております。
次に、雨の日の課題があります。
小雨ならともかく、最近特に多いゲリラ豪雨の日などはグラウンドに埋めてある、雨水の排水講が土に埋もれているため、砂やじゃりが東側の門から沿道に雨水といっしょに運ばれ、沿道が砂だらけになってしまいます。
そして雨がやむとその沿道の砂が風と共に空中にまって、広場の前の民家の家の中にまで入ってくる状況です。
この主な原因は、グラウンドの排水講の目詰まりであります。

質問7
この点について、排水講の改善や砂が沿道に行かない対策を求めます。区の見解をお示し下さい。
(答)
北蒲広場グラウンドにつきましては、地域の皆様に気持ちよくご利用いただけるよう、砂ぼこり対策をはじめ日頃の維持管理に努めているところですが、最近の集中豪雨等大雨の際には、一気に砂が流されて、委員ご指摘のように排水講が目詰まりを起こす場合があります。そのため、引き続き日常の維持管理を徹底するとともに大雨の際には、事前に排水路及び排水講の清掃を行い、隣接する道路に泥水が流れないように対策を講じてまいります。

また、根本的な原因として、グラウンドの砂の老朽化が考えられます。

質問8
砂の入れ替えが出来ないか、区の見解をお示し下さい。

(答)
住宅地に立地しています北蒲グランドは、これまでも利用者の皆様からご要望を頂いており、砂の入れ替えについてもご意見を頂いております。区としましても、グランドに砂埃が舞わない様に、今年度スプリンクラーも設置しますので、その効果を確認していきたいと考えております。なお、北蒲広場は学校統合後、10年を経過しておりますので、グランドの要望につきましても、今後の施設活用のあり方の中で検討していきたいと思います。

次に北蒲広場のプールについて伺います。
北蒲広場のプールは現在使用されておらず、消防水利として活用がされております。
以前にもこのプールの消防水利について質問したところ、プールの藻の清掃を素早くやって頂いたことは評価をしております。

質問9
お聞き致します。
旧北蒲小学校と同時期に廃校となった区内施設のプールは現在どのように活用されておりますか?
(答)
学校が統合して後に、区民施設として利用されている。こらぼ大森、ふれあい蓮沼、コニュニティーセンター羽田旭のプールにつきましては、いずれも災害時の消防水利や生活用水として活用していくこととなっております。なお、一部の施設では、平常時にも活用している事例もあります。

北蒲広場の近隣の方から、よく頂く問い合わせに、蚊がプールに卵を産み、それが幼虫から蚊になるため、北蒲広場の周りには蚊が多いと言われます。
以前、このことを出張所に問い合わせたところ、プールには魚がいるので心配ないと言われました。
蚊と言えば現在、デング熱が話題となっております。

質問10
そう言った意味でも心配です。再度確認しますが、このプールでの蚊の発生について区の見解をお示し下さい。
(答)
北蒲小学校のプールには、統合した際に放流した金魚やフナなどが現在も生息しており、水質は一定の環境水準で保たれています。そのため、9月26日現在、ボウフラは発生していないことを確認しております。今後とも、地域の皆様に不安を与えないように、蚊が発生しない水質の保全と管理に努めて行きたいと思います。

近隣にお住まいの方は、蚊の発生に大変神経質になっております。
このような心配が起こらないためにも、消防水利のみならず、
プールをもっと価値的に活用すべきではないでしょうか?
さらに、2階にあるプールの1階部分の有効活用も考えられます。

質問11
質問します。
この2点の区の見解をお示し下さい。
(答)
まず、プールの有効活用ですが、第一の目的である災害時の活用は引き続き継続していきますが、今後の活用につきましては、グランドの活用と同時に、今後の施設活用のあり方の中で検討していきたいと考えております。
次にプール下の一階部分ですが、現在、主に運動場利用者の簡単な着替えや休憩場所として利用されております。
この部分につきましては、現在の利用者のご意見などを踏まえながら、さらに有効活用できる方策を検討して参りたいと思います。

次に同じ総務費、本庁舎管理についてお聞き致します。
区役所本庁舎は区の顔であります。
ましてや大田区は他の区にはない「国際都市」を標榜しております。
国内外からのお客様が来庁されても誇れる容姿を整えていなくてはならないと考えております。
区役所本庁舎を訪れる際、多くの方がJR蒲田駅東口側から本庁舎を目指すと思います。
JR蒲田東口から右手に曲がり、直進すると本庁舎が見えてきます。
時間帯にもよりますが、JR蒲田駅ビルグランディオへの配送のトラックが目に入ります。
現在のところ、この場所での事故の話は伺っていないのですが、特に誘導員もなく、このままでよいのか、事故は起きないのか心配であります。
ここに駐車されるトラックのほとんどが駅ビルへの納品のためであると思います。

質問12
質問します。
この場所での安全対策を要望致しますが、見解をお示し下さい。
(答)
ご指摘の場所につきましたは、搬入のためのトラックの往来があると共に、区役所へお越しの方など多くの方が通行しています。歩行者の安全確保は、ドライバーの責務であり、当該地での車両の出入りも、スピードを落とし、慎重に実施されております。このため、これまで、事故の報告はありませんが歩行者と車両が交差する場所であり、当該ビル管理者に対し、搬入時には更なる注意を払うようお願いして参ります。更に区においても、来庁者への注意喚起を行ってまいります。

次に目に入るのが区の喫煙所です。
何の囲いも無く、外で喫煙している方たちが真っ先に見える情景は
喫煙している方たちへの配慮が欠けていると思います。
ましてや、風向きによっては本庁舎に来庁される方々の受動喫煙にも繋がる可能性があります。
昨今、愛煙家の方たちの喫煙場所が少なくなり不自由な思いをしていると伺ったことがありますが、区の姿勢として分煙化を進めるのであれば、喫煙する方たちの場所をしっかりと確保すべきであると考えます。
そこで提案します。
今ある喫煙場所を曇りガラス等で囲いをするなどの配慮が必要と考えます。

質問13
区の見解をお示し下さい。
(答)
本庁舎横の喫煙スペースにつきましては、平日の昼間に限定し、来庁者用として灰皿を設置しております。只今のご提案頂いた趣旨を踏まえ、庁舎環境と受動喫煙防止の視点から、分煙環境の整備を進めてまいります。

次に本庁舎前の花壇についてお聞き致します。
現在、本庁舎前にはプランターが置かれ色彩ある花が定期的に植栽されております。

質問14
お聞きいたします。
このプランターはどの位の間隔で草木を植え替えているのでしょうか
(答)
植替えは年4回、6月、9月、11月、3月に行っております。

本庁舎前の敷地面積から考えるとプランターの数や大きさでは
本庁舎前が色彩豊かな場所とは言えないと考えます。
また、本庁舎の前庭には、樹木が植栽されております。
ある区民の方より、この前庭は、緑一色で色彩が不足していると指摘されました。
私も同意見です。
前庭には、つつじが植栽されておりますが、今年は咲かなかったように記憶しています。
そう言った意味でも色彩に乏しい状況です。
そこで、蒲田周辺の区立公園をいくつか見て廻りました。
区立本蒲田公園や区立西六郷タイヤ公園などは色彩が大変豊かな草木が植栽されております。
そして、大変よく手入れがされております。
多くの区民の方より、その色彩豊かな草木を見て、喜びの声を頂いております。

質問15
そこで質問致します。
本庁舎前もこの区立本蒲田公園や区立西六郷タイヤ公園と同様の色彩豊かな草木を植えることを要望します。見解をお示し下さい。
(答)
本庁舎前の植栽は、地下駐輪場など構造上の制約を受ける為、土の深さが1メートル程度しかありません。植木の成長に伴い、根が詰まった状態になってしまい、今年は花が咲きが少し悪くなってしまいました。密集している場所を一部植え替えるなどして、花が十分に咲くよう対策を行っています。また、プランター花壇につきましても、花の株数を増やし、より色彩豊かにしてまいります。

以上、区民皆様の様々なご意見を質問させて頂きました。
ありがとうございました。

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