先日、目黒区が実施しております「胃がんハイリスク検診事業」を視察致しました。
目黒区では、この事業を平成20年度より40歳から74歳までの5歳きざみの年齢の方に実施をしております。
「胃がんハイリスク検診」は、受診者から血液を採取し「ヘリコバクター・ピロリ菌」の有無と「血清ペプシノゲン」の検査を実施することにより、ヘリコバクター・ピロリ菌の有無と胃の萎縮状況を検査しています。
このヘリコバクター・ピロリ菌(以下ピロリ菌)は胃潰瘍や胃がん等の原因菌とされ、世界的にも保菌者が増加傾向といわれております。発展途上国ほど感染率が高く、食べ物や飲み物から感染しやすく、上下水道の普及がその感染率に大きく影響しているようです。日本においては戦後の衛生状態の悪い時代に生まれ育った方が高い感染率を示しており、ある説によると日本人の約6000万人が感染している可能性が指摘されております。
日本は世界的に見ても胃がん患者の多い国と言われております。
そのような状況の中、 目黒区では「胃がんハイリスク検診」事業を実施し、胃がん撲滅を推進しています。
目黒区では検診の結果、血清ペプシノゲン検査、ピロリ菌検査、どちらか一方でも陽性であれば、検診者に医療機関受診を促しております。
平成23年度は、要検査通知者を発送された方(2,199名)のうち、48,1%(約1,060名)の方が医療機関を受診しており、その内16名の方が胃がんであることが発見されています。
このように一定の成果をあげている「胃がんハイリスク検診」をぜひ大田区でも導入すべきと考えております。
私は約2年前の平成22年第4回定例議会でもこのピロリ菌の検査を大田区でも導入すべきと要望しておりますが、今後も、あきらめずに、目黒区の事業を参考に本区でも同事業導入を求めていきます。

