このたびの東北地方太平洋沖地震で、仕事のため仙台市宮城野区に行かれていた方より、現地で被災された時の状況や、その後に再度、現地に赴かれた時の様子などを伺うことができました。多くの避難所の状況や、テレビでは放映されないような内容もお聞きしましたが言葉を失うことばかりでした。
彼が宿泊をしていた場所は、行政に「避難所」として登録されていない場所だったそうで、避難者の皆さんは孤立し「行政からの支援」が一切受けられない状況だったそうです。
そのような中で彼は、震災のため不安定な状態の子どもたちを『元気にしたい』と一緒に遊んだり、全国展開している外食チェーン店が炊出したラーメンを、避難者の人数分、車で運んでいたそうです。また、夜間は「緊急地震速報」に不安になる避難者の皆さんを落ち着かせ、正確な情報を伝えていたとのことです。
本日のニュースでは、ようやく各避難所に物資が届けられるようになったという報道がありましたが、彼は、いま個人として、その「支援が受けられない避難所」へ様ざまな支援物資を送るため、多くの友人に声を掛けながら、4tトラック分の準備をされているそうです。
多くの孤立した避難者が行政からの支援を受けられないという状況の中で、このような「個々のつながり」で避難所への支援が始まっていることに心から感動を覚えるとともに、行政の「お役所仕事」ではない柔軟な対応が必要だと強く感じました。
本日お話を伺い、いちばん心に残ったことは、避難者の皆さんの多くが、いま一番欲しいものは何ですか?という問いに、『安心』と『安全』とおっしゃられていたことです。