県議会一般質問で、本県の胃がん対策(ピロリ菌除菌)について質問しました(12/10)。
2013年から胃がん予防のためのピロリ菌除菌が慢性胃炎まで保険適用となり、要件として内視鏡検査が義務づけとなりました。以来、毎年除菌が実施され、胃がん予防だけでなく、胃がんの発見、早期治療につながっています。
厚労省は胃がん検診にピロリ菌検査を追加することにはまだ結論は出していないものの、全国の自治体の約3割がピロリ菌検査を実施しています。
知事からは、本県では現在23市町までピロリ菌検査が広がっており、県ホームページに市町村のがん検診の情報に加え、新たにピロリ菌除菌を含む胃がん予防に関する内容をアップすること、現在、佐賀県が中学3年生に、鹿児島県が高校1年生にと、全国的に広がる若年層に対するピロリ菌検査の導入については、国の検討会での議論を踏まえ、先行する他県の実施状況、その効果について調査し、今後どのような対策ができるのか検討していく、と答弁がありました。
10月にピロリ菌除菌の保険適用拡大を推進した秋野公造参議院議員と私の尊敬する医師を表敬訪問した際に、がん治療の基本は早期発見、早期治療であり、予防できるがんは予防手段を講じるべき、ピロリ菌は胃がんのほぼ確実な発症の原因であり、福岡県で胃がん発症前の除菌治療をもっと周知推進すべきとの強い要望をもとに質問しました。