バックナンバー 2021年 4月

映画のバリフリー福岡県議会2月定例会は、代表質問、一般質問を終え、明日から予算特別委員会が始まります。(議会質問等については後日。)
本日「文化議連」会報36号が発行され「映画のバリアフリー」が掲載されましたのでアップします。

私の義母は30年前に網膜剥離を患い、目が不自由ですが、楽しみにしていたのが音声付映画会です。義母から紹介を受け、東京北区で活動するボランティア団体「シティライツ」の映画の音声ガイドづくりに参加させていただいたこと等書かせていただきました。団体名の由来はチャップリンの「街の灯」の原題で、私たちの心に銀幕の明かりをともし続けたいとの願いが込められています。

先日、シティライツの音声ガイドづくりの取り組みが、NHK「未来へ17ACTION☆TV SDGs3」で紹介され、大変感動しました。NHKプラスからご覧いただけます。

MHFA本日は、三浦信祐参議院議員、松下正治県議と九州大学病院を訪ね、メンタルヘルス・ファーストエイド(心の応急処置)の取り組みを視察しました。
コロナ禍において、多くの方が不安を抱え、うつ病やひきこもりの増加が懸念されているなかで、メンタルヘルスの支援体制の強化が重要です。うつ病は気づかれにくいと言われていますが、早期発見のカギは「傾聴」。積極的な声かけで、周りの人が気づき、決めつけず、批判せずに、話を聞いてあげ支援へつなげることが重要であると学びました。視察では「うつ症状」および「自殺念慮」を持っている人への対応法を模擬体験させていただきました。
自殺予防や引きこもり支援、被災地での支援、学校現場など様々な場面での活用が期待されます。

IMG_6270昨日4月26日付西日本新聞に、アドボカシー制度(子供の権利擁護活動)についての記事が掲載されていました。本県で児童虐待事案が続いていることからNPO法人での勉強会をもとに2月議会で提案し、同制度の導入を検討する旨答弁があったところです。以下質疑を参考まで。平成30年野田市の小学4年生の虐待事件をきっかけにアドボカシ―(子供の権利擁護活動)の試みが始まっています。アドボカシ―は、日本も批准する国際条約である、子どもの権利条約の「意見表明権」を保障するためのもので、その担い手をアドボケイトと呼びます。(中略)アドボケイトは傾聴であり、児童相談所や施設などと利害関係のない第三者が子どもの意見を聴取し、子どもに代わって意見を代弁したり、里親委託など処遇を決定する場面には子供と同席し意見表明を支えるものです。アドボカシーが日本で普及していたら、野田市の事件は止められたのではないかと言われています。そこで質問です。本県の社会的養護推進計画には、アドボケイト制度の導入が明記されています。本県では今後、どのように取り組んでいくのか、伺います。(知事職務代理者答弁)アドボケイト制度について
子どもは、健やかに育つ権利や虐待等から保護される権利のほか、意見を表明する権利を持っている。このため、一時保護や入所措置された子どもの声を聴き、受け止める体制を整備していく必要がある。
現在、県では、施設に入所した子ども等に対して、子どもの権利についてわかりやすく記載したパンフレットや、児童家庭課に直接意見を寄せていただくためのハガキを配布している。また、施設等においても意見箱の設置や個別に話を聴く機会を設けるなど、子どもの声を広く聴き取るための取組みを行っている。
しかしながら、職員に対し遠慮したり、話すことによって不利益が生じるかもしれないとの不安から、施設での生活に不安や不満を抱えていても、相談することをあきらめてしまう子どももいる。
このため、施設等と関係のない第二者が子どもの意見を聴取し、子どもに代わって意見を代弁するアドボケイト制度の導入が求められており、今年度、国は、山口県と大分県において、モデル事業を実施し、調査員の育成方法、人数、施設への訪問回数等について検証を行い、実施体制に関する報告書を示すこととしている。県としては、このモデル事業の成果や課題を踏まえ、アドボケイト制度の導入を検討してまいる。

公明党広報
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福岡県 大塚勝利
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