“幻の城”の実像解明が一気に前進
坂本城跡で新たな石垣が発見され、これまで「幻の城」とされてきた坂本城の実像が、いよいよ具体的に見えてくる段階に入りました。今回の発見は、学術研究のみならず、観光振興、教育、地域づくりにも大きな波及効果が期待されます。
① 城の実像解明が一気に進むのでは?(学術的な期待)
今回確認された三ノ丸とみられる石垣付きの堀は、
長さ30m超、高さ約1m、幅9〜10mの外堀構造とされています。
これまで坂本城は「絵図も乏しく遺構が地上にほとんど残らない城」とされてきました。
しかし、近年の発見により――
・三ノ丸石垣
・外堀
・湖中の石列(約150m)
などが連続して確認され、城郭全体の構造や、湖との関係性が立体的に推定できる段階へと進みました。
今後期待されること
・本丸・二ノ丸・三ノ丸・湖岸施設(水運の船着き場・防波堤など)の位置関係の復元
・フロイスが「安土城に次ぐ」と記した豪壮華麗な坂本城の姿を、最新の考古学+CG・模型で再現する取り組みの進展
② 国史跡指定と、長期的な保存・整備
大津市は、既に昭和54年の調査地(本丸推定地)と今回の発見地(三ノ丸石垣)について、「国史跡指定を目指す」方針を明確化し、開発事業者と「現地保存」の覚書を締結しています。
さらに2025年6月には、文化審議会が坂本城跡の史跡指定を文科大臣に答申しており、今後の官報告示を経て正式指定が見込まれます。
期待される今後の展開
・史跡公園としての公開整備(遊歩道・案内板・ビジュアル展示など)
・湖中石垣を含む 「水・陸一体の歴史景観」 の保護ルールづくり
・文化庁補助金を活用した、継続的な発掘・保全プロジェクト
③ 観光・地域振興への波及効果
現地説明会にはすでに 2,000人以上が訪れる大盛況となり、全国から注目が集まっています。
・今後は、比叡山延暦寺・坂本の門前町・日吉大社と連携した
「光秀×比叡山×琵琶湖」歴史回遊ルート
・湖中石垣や水中考古学を活かした、
湖上クルーズ+AR解説・VR坂本城再現・夜間プロジェクション
・“光秀ファン”や“城郭ファン”を受け止める滞在型観光メニューの開発
・坂本の魅力を国内外に発信し、地域経済にも大きな追い風が期待されます。
④ 教育・市民学習の教材として
坂本城は、安土城と並ぶ 「近世城郭の先駆け」 と評価されています。
今回の石垣発見で、三ノ丸の位置が従来想定より100mほど湖側と判明し、
「湖と共にあった城」「水運拠点としての坂本」 という新たな理解が深まっています。
期待されること
・大津市の小・中・高校の 郷土学習・総合学習の一級教材 に
・「城郭×水辺環境×防災」など、SDGs・防災教育に活用
・市民講座・親子歴史ウォークなど、生涯学習の促進
子どもたちの郷土愛を育てる貴重な素材となります。
⑤ 研究・技術面での新たなチャレンジ
京都橘大学による水中考古学調査で、湖中石垣の周辺に新たな石群・礫群・遺物が確認され、研究の裾野が広がっています。
今後の技術的展開として、
・ドローン・3Dレーザー・水中ソナーによる「水陸一体のデジタルアーカイブ」 の構築
・AR/VRで市民・観光客に成果を還元する「デジタル文化財」化
・膳所城・大津城など、琵琶湖沿岸の“水の城”研究への波及
学術と観光を結びつけた、全国に誇れるモデルとなる可能性があります。
今回の坂本城石垣の発見は、
「幻の城」を“実在の歴史資源”として蘇らせる大きな一歩 です。
地域の歴史の再発見、観光振興、教育・研究、そしてまちづくりへと波及する可能性を秘めており、今後の展開が大いに期待されます。
引き続き、情報を丁寧にお届けしてまいります。
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