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大地震では「電気」が火災原因になるケースが多数です。

東日本大震災(2011年)
東日本大震災では、地震の揺れによって発生した火災のうち、原因が判明した108件の内訳は以下のとおりでした。
電気が原因の火災:58件(54%)
その他:50件(46%)

半分以上が、電気を原因とする火災だったことがわかっています。

阪神・淡路大震災(1995年)
約30年前の阪神・淡路大震災でも、同じ傾向が見られました。
原因が判明した139件の内訳は、
電気が原因の火災:89件(61%)
ガス・灯油:24件(17%)
その他:30件

ここでも6割以上が電気火災でした。

能登半島地震・輪島市「朝市通り」周辺の火災
能登半島地震では、輪島市の「朝市通り」周辺で約240棟が焼損する大規模火災が発生しました。
消防の研究機関などによる発掘調査では、
地震の揺れで配線が損傷
その後の通電(電気が再び流れたタイミング)でショートし出火
そこからLPガスなどに延焼した可能性が高い
と指摘されています。

大地震では、早ければ揺れが収まってから10〜15分ほどで電気が復旧します。
しかし、その時すでに屋内配線や電化製品が壊れていると、一気に電気が流れ込むことで通電火災が起きてしまうのです。
揺れの中で、慌てず確実にブレーカーを落としてから避難するのは、現実にはとても難しい行動です。

こうした教訓から、大規模地震時の火災(通電火災)対策として、**「感震ブレーカー」**の設置が強く推奨されています。

感震ブレーカーとは、
大きな地震の揺れ(おおむね震度5強程度以上・機種によって異なります)を感知すると、
自動的に自宅のブレーカーを遮断し、電気を止めてくれる装置です。

感震ブレーカーのメリット

メリット① 避難に集中できる
揺れの中で「ブレーカーを落とさなきゃ」と家の中を動き回る必要がなくなります。
夜間の停電時や、足元の悪い状況での操作も不要です。
高齢者や要支援者がいるご家庭でも、避難行動に集中できるのが大きな安心につながります。

メリット② 近隣への延焼防止
特に木造住宅が密集する地域では、
一軒の火災が周囲へと一気に燃え広がり、大規模火災になりやすい傾向があります。

自宅の感震ブレーカー設置は、自分の家を守るだけでなく、近隣への延焼被害を防ぐ「地域全体の防災対策」にもつながります。

これまでの大震災の教訓は、「揺れそのものだけでなく、その後の通電火災が大きな被害をもたらしてきた」という事実を教えてくれています。

感震ブレーカーは、自宅と家族を守る。近所・地域を守るための、シンプルで効果的な備えの一つです。ご家庭の防災対策の中に、ぜひ感震ブレーカーの設置も選択肢として加えていただければと思います。

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サイト管理者
もりわき 謙一