総務費:田園調布せせらぎ公園の施設整備について
大田区議会公明党の末安広明でございます。
田園調布せせらぎ公園周辺における施設整備に関しまして、伺ってまいります。
現在、せせらぎ公園における文化施設:せせらぎ館の工事が10月完成に向けて進められており、現地では建物の全体像が見て取れるようになりました。それと共に地域の期待も大きく高まっております。
いよいよ次年度からは、田園調布富士見会館の整備や体育施設の基本設計も進められる予定になっております。
始めに、田園調布富士見会館の整備について伺います。この件は、以前に自民党の押見議員も議会で取り上げられていましたが、計画も間近に迫ってまいりましたので改めて伺いたいと思います。
現在の富士見会館には、新たに田園調布特別出張所と地域包括支援センターが移転される計画になっております。この富士見会館の入り口は、富士見坂という急な坂道を登りきった場所に位置しております。出張所と地域包括支援センターは地域の公共サービスの要となる施設であり、当然のことながらアクセスの良さも求められます。しかしながら、最寄り駅となる東急多摩川駅から富士見会館に向かうためには、現在の富士見坂を登るルートとなり、大変な急坂のためにアクセスが困難となっております。
公園の整備計画については、今後ワークショップも開催し、詳細な計画策定を行なっていくことと理解しておりますが、地域の皆様からも、ぜひ東急多摩川駅からせせらぎ公園の中を通って、富士見会館に直接アプローチするルートを整備してもらいたいとのご要望を数多く頂いております。
そこで伺いますが、こうしたルートの整備について、強く要望したいと思いますがいかがでしょうか。併せて、車椅子利用の方などにも配慮されたルートとしてご検討頂きたい思いますが、いかがでしょうか。
回答:① 田園調布特別出張所と地域包括支援センター田園調布の移転にあたりましては、お身体が不自由な方やご高齢の方に配慮したアプローチが必要と認識しております。田園調布せせらぎ公園の自然環境の保全や、安全・安心面への配慮など課題もあることから、ワークショップなどを通じて丁寧に検討してまいります。
ありがとうございます。多摩川駅から、急な坂を越えず出張所にアクセス出来るということで安心しました。
もう一点伺いますが、施設内にはエレベーターは設置される予定でしょうか。
回答:② 田園調布富士見会館は3階建てでエレベーターが設置されており、大規模改修後も設置を予定しております。
この点も、安心しました。多摩川駅からせせらぎ公園の中を通り、出張所の中にあるエレベーターで富士見坂の上に出られるというルートは、実は二次的な効果も期待されております。これまで、せせらぎ公園の周辺にあたる田園調布1丁目などの地域にとっては、最寄り駅である多摩川駅から地域に向かうためには、先ほども取り上げた心臓破りの富士見坂を越えるか、せせらぎ公園の中にある階段を上る必要があり、特に高齢者やベビーカーを利用する方などにとって大きな障壁となっていました。
地域の方にとっても、今回計画されるルートが生活上欠かせないものになると考えます。
そこで伺いますが、出張所利用の方に限らず、何とか一般通行の方も含めて、このルートを活用できるようにしてもらいたいと要望しますが、いかがでしょうか。
回答:③ このルートの活用は、多摩川駅方面から富士見坂等を通り移動されている方の、移動の大変さの解決の一助となるものと認識しております。安全面や開放時間等を考慮し、施設の警備面を含めて、可能な範囲でご活用いただけるよう検討を進めてまいります。
計画ではせせらぎ公園の利用については、現在と同じく夜間は利用出来ない対応になると認識しております。これはあくまで要望となりますが、警備の課題などもあろうかとは思いますが、可能な限り土日を含めて公園が利用出来る時間帯は、あわせてこのルートも開放されるような整備計画をご検討頂きたいと要望しておきます。是非とも、宜しくお願い致します。
次に、せせらぎ公園体育施設の整備について伺います。
始めに体育施設整備における現状のスケジュールと、当初のコンセプトについてお聞きを致します。
回答:④ スケジュールにつきましては、令和2年度から3年度に基本設計・実施設計、令和3年度から5年度にかけて整備工事を予定しております。
当初コンセプトは、スポーツに親しめる新たなにぎわいの場の充実としての「スポーツ・レクリエーションの拠点」、災害時の安全な避難空間の確保と物資備蓄の充実による「地域防災の拠点」を掲げております。
有難うございます。特に本日は防災面の視点で伺いたいと思いますが、ご承知の通り昨年の台風19号において、田園調布地域内では甚大な被害が起きました。もともと田園調布地域は公共施設の数も少なく、エリア的にも施設が偏在していたため、今回整備されるせせらぎ公園内の文化施設および体育施設については、防災上の観点からも地域からの強い期待が寄せられております。
またこの場所は出張所や地域包括センターに近接し、加えて今後、病院が近隣に移転されることも計画されております。せせらぎ公園内に位置し、多摩川台公園も近接しております。新たな文化施設との繋がりを含めて、またとない好立地と言えます。東急多摩川駅直結ということもあり、帰宅困難者の避難所としても活用されることが予測されます。
くれぐれも今回計画される体育施設については、防災倉庫が設置されただけの体育施設というのではなく、また単なる補完避難所といった位置付けではない、防災上の重要な拠点として位置付けた上で、計画を進めることが肝要と考えます。例えば、非常電源の確保や、空調設備の設置、マンホールトイレや情報連携を見据えた機器の設置、公園との繋がりを持たせた配置などなど、計画段階でしっかりと活きた施設となるよう検討をお願いしたいと思います。
そこでお伺いしますが、せせらぎ公園の体育施設整備にあたり、周辺公園も含めた防災機能の強化について、今後どのような姿勢で臨まれるのか、ご見解をお聞かせください。
回答:⑤ 田園調布せせらぎ公園に近い田園調布4・5丁目において、台風19号により大規模な浸水被害が発生したことや、特別出張所が移転してくることなども踏まえ、施設整備当初に想定した避難住民や帰宅困難者等の対応と共に、単なる補完避難所ではなく学校防災拠点に準じて強化を図り、当該施設一帯の防災機能を活用して、円滑な災害時の活動ができるよう取り組んでまいります。
大変な期待が込められた施設ですので、何卒、宜しくお願い致します。
最後に、せっかくの重要な拠点も、公園内への大型車両の進入路が確保されていなければ、全く機能しないことになります。現在も様々な検討を行なって頂いていることとは思いますが、引き続き、調整をお願い申し上げ、私の質問を終わります。ありがとうございました。
