バックナンバー 2019年 11月

sns_tmp_73445_0127090001589894015.jpg日程:2019/10/30~2019/10/31
場所:高知市(高知ぢばさんセンター)
参加者:大越、甚野、高橋正、鞆、羽田、高橋典
研修内容:
第1日目(10/30)
第1部 基調講演
「これからの経済・社会の変容と地方政治家の態度(仮)」
中島 岳志  東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授
第2部 パネルディスカッション
「議会活性化のための船中八策(仮)」
コーディネーター 坪井 ゆづる 朝日新聞論説委員
パネリスト    髙部 正男  市町村職員中央研修所学長
横田 響子  (株)コラボラボ代表取締役/お茶の水女子大学客員准教授
古川 康造  高松丸亀町商店街振興組合理事長
田鍋 剛   高知市議会議長
第2日目(10/31)
第4部 課題討議
「議会活性化のための船中八策(仮)」
コーディネーター 坪井 ゆづる 朝日新聞論説委員

所感:全国の地方議会の議会改革の状況などを知ることが出来たフォーラムだった。参考になった点について整理すると、

中島氏の政党のスタンスを示す座標軸

中島氏の政党のスタンスを示す座標軸

①基調講演の中島岳志氏の話

非常に興味深かった。日本の現在の連立政権は世界で類例がないくらい長期の連立政権だが、連立を組む自公の政党スタンスが全く対極に位置していること。理論上は最も連立のパートナーとして適していない政党同士が、事実の上で最も長く連立を組んでいることは、中島氏も極めて興味深く、今後の研究テーマでもあると語っていたことは印象に残りました。

 

②パネルディスカッション
議会改革の話は少し古かった。議会提案の条例も理念条例ではなく、予算調製権を持つ執行機関を巻き込んだ条例制定が今は求められているので、その話がないのは残念。ただし、EBPM(Evidence-based Policy Making、エビデンスに基づく政策立案)の話は新鮮だった。横浜市や大津市など、議会改革先進都市で実施されています。今後の施設整備や各種行政サービスなどを構築・検証する上で、エビデンスに基づく視点は極めて大事です。議会としても決算委員会真っ最中ですが、有益な情報でした!議会で取上げます!
参考:https://www.projectdesign.jp/201902/using-data-topround/005965.php

③未来カルテ
千葉大学の倉坂秀史教授が開発したプログラムで、無料ダウンロードができる。さまざまな統計データをもとに、産業構造の変化や、公共施設・道路等の維持管理の可能性など、約10分野の項目をシミュレーションし、5年ごとの推移をグラフつきで表示する。いま住んでいる町が5年後、10年後にどうなっているのか。目の前に迫った「人口減少・高齢化」のインパクトが、地域レベルで実感できるとうもの。高齢化社会や人口減少、更には公共施設の老朽化・維持補修が大きな課題となっている現在、税金の使い道をリアルに実感できる仮想カルテ。今後、墨田区は税金をどこに「投資」していけば、「受益者」である区民に暮らしやすく満足のいく行政サービスが提供できるか、あらゆる客観的検証ツールについても活用を進めるべきと感じました。これも使える!!
参考:https://www.soumu.go.jp/main_content/000597209.pdf

 

 

おおこしのTwitter
公明党広報
サイト管理者
墨田区 大越勝広
okoshi-s-komei@polka.ocn.ne.jp