テーマ:B級ご当地グルメでまち起こし
講師:富士宮やきそば学会会長、B級ご当地グルメで街おこし団体連絡協議会会長 等
渡辺 英彦 氏
感想:毎年、大変な人出でにぎわい、今ではすっかりメジャーイベントとなった
B級ご当地グルメ選手権(B-1グランプリ)。
そこでの活躍が街の活性化に大きく繋がっていることが注目されています。
渡辺氏はそのイベントを主催する街おこし団体連絡協議会(愛Bリーグ)会長。
渡辺氏は、幼いころから食べていた地元・富士宮市の焼きそばを地元の方だけでなく、
他の地域の人に食べてもらいたいとの思いから、2000年に「富士宮焼きそば学会」を
設立。今ではメーカーや行政とコラボしたカップ麺の販売、更には鱒やお酒など、
ご当地の他の品種も巻き込み、”食”により街おこしに貢献してきました。
そのキーワードは何か?
渡辺氏は「世間から”注目される”ためにどうしたらよいのかを考え抜いた答えが、
おやじギャグに徹することだった」と力説されていました。
興味のある方は富士宮焼きそば学会のホームページへ!
これからの墨田の観光街おこしを考える上で、極めて貴重なお話でした。
1月23日 主催:日経グローカル
講師:財団法人地域開発研究所 主任研究員 牧瀬 稔 氏
感想:今、地方議会のあり方・役割が問われ、議会改革が叫ばれています。
議会には以前にもブログで掲載しましたが、
①公共の決定者、②首長を中心とする執行機関側の監視者、
③政策立案者、④民意の集約者としての機能が求められています。
今回のセミナーは政策立案機能としての地方議会の現状、先進自治体議会の
取組み、条例作成の基本的流れ、今後の方向性について話がありました。
地方議会は国政と違い、首長を中心とした各種提案権を持つ執行機関と、
区民の代表として議決権を持つ議会の2元代表制。
しかし、執行機関の提案内容や業瀬運営のチェックや民意の集約、及び
区政全体からみた必要な政策を立案していく政策立案機能が議会に求められる
時代に入ったと感じています。
今回のセミナーは具体的事例を通して、その制定過程などを普遍的に示していただいた
ことで大変参考になりました。特に約80枚に及ぶパワーポイント資料は、講師の
地方議会における立法機能を醸成することへの情熱を感じました。
個人的に牧瀬氏は知っている間柄でもあり、今後、ご指導いただき、
墨田区議会の政策立案機能を高めていきたいと感じました。
1月24日 主催:公明党都本部
テーマ:東日本大震災以降の都市防災について
講師:明治大学公共政策大学院教授 青山 やすし 氏
感想:震災後、青山先生の講演を聞くのは2回目。
あらゆる想定を超えた東日本大震災-青山氏は「今後の防災対策を考える上で、
災害対策基本法の理念に基づく防災体制の確立が最も大事」と説く。
その理由は、地震の規模を想定し、その規模に対応できる防災対策よりも、
地震だけでなく、あらゆる災害を対象に、自治体に避難体制の責務を課した
災害対策基本法に基づき、災害を「防ぐインフラ」整備より、災害から「逃げるインフラ」
整備の重要性を主張。個人的にも共感。
青山氏は「逃げるインフラ」として、都市部に集積しているマンション等の集合住宅の
エレベーター復旧に向けた提案も披露していました。
今後、更に研鑽を積み、今年改定される地域防災計画に役立てていきたいと
感じました。