京成押上線立体交差事業の事業期間が5年間延長へ-議会報告
今年もあとわずか。お元気ですか?おおこし勝広です。
12月26日、都市開発・災害対策特別委員会が開催され、
平成24年3月31日で完了予定だった京成押上線立体交差事業について、
平成29年3月31日まで5年間延長する申請を区として行う旨の報告があり、
審議がありました。
(そのほか、鐘ヶ淵地区のまちづくり計画、墨38系(都立リハビリテーションセンター-両国駅)バス路線の変更等について報告あり)
私は京成押上線立体化の工事期間5年延長について質問。主なやり取りは下記の通りです。
大越:単に5年延長というのではなく、鉄道上下線ごとの立体化、側道整備、
京成曳舟駅整備計画など詳細スケジュールを早期に明確にし、周知すべき。
区: 区も催促しているが、事業主体の都側から、まだ提示がない。
提示されたら議会を含め、沿線住民にも直ちにお知らせする。
大越:新しい京成曳舟駅は京島側にエレベーター、エスカレーターが集中している。
現状でも約半数を超える方が八広側(明治通り側)駅出入り口を利用していることから、
公平な視点で八広側の利便性向上のために、エレベーター、エスカレーターを設置すべき。
また、線路脇に配置されている明治通りの横断歩道を、都は撤去することも視野に入れて
検討していると聞く。もし撤去されたら八広側・京島側の人にとって、大変不便になる。
また側道ができても、道路結節に不備が生じ、その機能を十分に活かせない。
横断歩道は残すべき。都とどのような協議になっているのか。
区: 都側からも公明党から明治通り側にもエレベーター、エスカレーター、横断歩道の
存続について、要望が出ていることも聞いている。
区としても住民の利便性向上の観点から、同様の意見を持っているので、
協議を進める際は、しっかり要望していきたい。
京成線高架工事では沿線住民に深夜の工事など、ご迷惑をかけています。
工事が5年間延長する場合は、丁寧かつ具体的に進めるよう、私も加藤都議と共に
住民側に立って、事業主体である東京都に対して、皆様のご意見を届けてまいります。
区内循環バスの運行計画について-議会報告
12月21日、新タワー建設・観光対策特別委員会が開会され、
わが会派からは千野幹事長、加納議員が委員として出席しました。
今回の議題は兼ねてより公明党が主張していた区内循環バスの運行計画について、
報告・質疑がありましたので、お知らせします。
1.バス名称:「すみだ 百景 すみまるくん(すみりんちゃん)」
※すみりんちゃんは電気バス。1台のみ走行。
2.運行ルート:3ルート(北西ルート、北東ルート、南部ルート)、押上駅で結節し、乗り換え可能
※各ルート1周45分程度
3.運行時間と間隔:朝7時~夜9時 15分間隔で運行
4.運賃
1)大人(中学生以上)100円、小学生50円、幼児及び乳児は無料
2)乗り換えについて・・・結節地点である押上駅で1回分の無料乗車券を発行
3)1日乗車券・・・3ルート乗車可能な1日券・・・300円
4)定期券・・・大人・子どもともに3,000円/1ヶ月
5)パスモ&スイカの利用は可
6)障害者に対する優遇
・本人は無料。また同乗する介助者は1名に限り無料。
・乗車時に障害者手帳等を提示する
6.バス停:全63ヶ所設置予定(資料参照PSCN0116)
公明党としては、
①スペースや近隣理解が得られるなら、バス停にベンチの設置
②高齢者の利用促進に繋がる支援の検討
③開業後、様々発生するであろう課題に迅速に対応する体制の確立 等
を強く求めました。
平成24年度予算要望提出-(区政報告)
11月29日、平成24年度の予算要望を山﨑区長に提出しました。
来年度の予算編成については、所得の減少による基幹税収の減少や、
企業の経済活動の低迷による法人2税の減収などで、
墨田区にとって最も大きな財源となる都区財政調整基金も今年に続き、
減少傾向になる事が懸念されています。
また、長引く景気低迷により、生活保護世帯の増加などによる扶助費の増大や、
雇用機会の創出や観光産業の振興などの期待はあるものの、スカイツリー関連による
投資的経費の増大など、新たな歳出増も現実的な課題であり、区政運営については
大変な舵取りとなることが予想されます。
こうした状況の中、わが会派として、
①徹底した行財政改革の迅速な推進
②予算措置だけでなく、区民に寄り添う優しく、丁寧な区民サービスの実施
③スカイツリー開業を活かした区内の賑わいの創出
④行政目線で無く、区民目線での施策の実施
の点から、平成24年度の予算編成にあたり、「すみだ公明ビジョン2011」を踏まえ、
「重点実施要望」27項目と「実施要望」164項目に分けて予算要望書を作成、提出しました。
区民の声の届く政治目指して、来年も今年以上に働いてまいります。
墨田区でもゼロ予算事業を!-足利市・ゼロ予算事業を視察(11/24)
お久しぶりです。
おおこし勝広です。
約3カ月ほどブログの更新を休んでしまいましたが、再開させていただきます。
来年度の予算編成作業がこれから大詰めを向かえる中、
公明党は予算を伴う事業だけでなく、民間サービスの活用や職員の創意工夫によって、
ほとんど予算を使わずに実施できるゼロ予算事業を提案。
本年最後の議会となる第4回定例会で、このテーマを私が担当しました。
本会議が始まる前の11月24日、既にゼロ予算事業を実施している足利市を視察。
足利市では平成20年から実施しており、
今年度は8つの新規事業を含め、38のゼロ予算事業を実施。
その大きな特徴は、ゼロ予算事業の効果を金額に換算し、「効果換算額」として公表。
ゼロ予算事業の成果を効果額として換算すると、
平成20年は約1100万、21年度は約2600万、22年度は約2500万円の効果を上げたと。
効果額の算出方法は各事業ごとに異なり、その妥当性については議論があるにせよ、
ゼロ予算でこれだけの成果が出ていることは、住民にとって行革の大きなアピールになると感じました。
墨田区でも「ゼロ予算事業」とは位置付けないものの、
資格を有している職員を派遣しての出前講座の実施や、
最近スタートしたSNSを活用した墨田区公式ツイッターの開設がそれに該当します。
また会派として提案してきたスカイツリー関連企業と連携して区内雇用の拡大に向けた
区内での合同就職面接会の実施や、今年1000点を超える応募があった図書館を使った
調べ学習コンクールの実施などがゼロ予算事業として実現しています。
ただゼロ予算事業として、明確にくくりを設けていない事から埋没し、
折角の区としての努力や知恵も区民から見えないようになっています。
これを足利市のように「墨田区のゼロ予算事業」として行革事業の一つに位置づけ、
広く各部局ごとに募集すべきと考えます。
また足利市ではそれまで1300万円かけて作成していた市のガイドブックを、
フリーペーパーを活用して作成、予算ゼロで作成。
墨田区でも定期的に「わたしの便利帳」を作成していますが、作成経費で約1200万円、
郵送経費で約1000万円となっています。
これらを足利市のようにフリーペーパーの活用を図れば大きな行革に繋がります。
墨田区での実施を強く推進していきます。