8月19日に長岡市の子育ての駅ながおか市民防災センター(愛称:ぐんぐん)等を視察してきました。
ここは市の中心市街地に隣接する防災シビック地区。
2haはある芝生の公園は災害時にはボランティア等の活動拠点になります。
この公園の最大の特徴は、保育士がいること。
「公園施設」と位置付けてある防災センター(2F)の入っている建物には、一時預かりができる子育ての駅ぐんぐん(1F)が入っている複合施設。
1F部分には窓を開ければ公園とフラットに繋がる子ども遊具付き全天候型アリーナが併設。
車両も入れるため、雨や雪が降っても物資を濡らさず搬出入ができるとのこと。
2Fの防災センターには防災啓発のパネル他、災害時に飲み物を無料供給する自動販売機等が展示。
その他、会議室がたくさん設置されていました。
災害時に医療、瓦礫撤去など様々なボランティアの活動拠点になるので、各ボランティアの対策本部が使えるよう配置したとのこと。
何故、防災センターと子育ての駅を一緒にしたのか伺うと、常日頃から防災センターに来てもらうことで防災意識の向上に繋げ、災害時の支援がスムーズに行くようにすることが目的とのことでした。
この施設、「公園内施設」ということで国土交通省に認可されたので、建設経費の半額は国からの補助とのこと。
公園施設ではなく、子育て支援施設として厚生労働省管轄の施設となった場合、建設費補助は半分も出ません。
考えたなと思いました。
隣りを見ると消防署が隣接 - 署員たちが体操やランニング、訓練をしていました。
その横で、子どもたちが芝生の広い公園と、巨大なローラー滑り台が付いている全天候型アリーナホールでにぎやかに遊んでいました。
前回のブログで紹介しましたが、東京都は旧墨田川高校堤分校跡地に、墨田区が管轄でない東京消防庁第6方面の訓練施設を建てようとしています。
そうした施設を建設するより、広域避難場所にも指定され、災害時は想定を超える方が避難するであろう同地区には、
今回紹介した長岡市ぐんぐんのように、平時は防災機能付き子育て支援施設付きの公園として区民に開放し、
災害時は自衛隊や消防、警察等の活動拠点とする新しい公園をつくってはどうでしょうか。
墨田区に「子育て広場」は、区南部(両国)、区中央部(京島、文花)には設置されていますが、
北部には設置されていません。
また防災センター構想にも適います。
今後はこうした提案を都議会と連携して、都に繋げてまいります。