8月14日、66回目となる終戦記念日を明日に控え、本日午前中から
地域内5箇所で街頭演説を行いました。
「暑い中、ご苦労様」「身体に気をつけて。無理しないで。」と大勢の皆様に
声をかけて頂き本当に感謝です。ありがとうございました。
先の大戦では310万人もの尊い命が奪われ、人類破滅の兵器といわれる
核爆弾が広島、長崎に投下されました。
戦後、「奇跡の復興」を遂げた日本-この間、GDPも世界第2位となり、先進諸国に仲間入り。
国際社会でも大きな役割を担うべきではありますが、
バブル経済の崩壊や経済のグローバル化、円高、リーマンショックなど
日本の復興を支えてきた経済成長が急速に鈍化し、
雇用や所得、社会保障などを含め、国民生活に大きな影をもたらしています。
そこに発生した東日本大震災 - 戦後一貫して、二度と被爆者を出さないと世界に
発信し続けてきた日本ですが、今回の福島原発事故で再び被爆者を出してしまいました。
そうした意味では今年から、「戦後復興」という意味の他に
「震災復興」という新しい定義が追加されたと強く感じます。
ところが遅々として進まない復興対策。これは政治が大きな原因。
被災地現場を、被災者ニーズをスピーディーに取り込めない体制 -
庶民の声が届かない政治は国民にとって不幸であり、大変危険だと感じます。
私は日本が戦争に突入していったのも、中央集権国家体制下、一部の為政者が、
庶民の生活現場や暮らしを全く省みず、開戦を決めたことが大きな原因だったと考えています。
生活現場から掛け離れた政治、庶民の声が届かない政治には、
復興はおろか、更に悪しき道を辿りかねない恐ろしさがあるのです。
庶民の声を政治に反映する役割 - それを担うのが地方議員の役割だと
わたしは思っています。
「地域で出来る事は地域で」、「どうしても地域だけでは出来ない事は国と連携して」、
地域の住民ニーズを政治に反映していくなかで、震災後の真の復興があると感じています。
これからも地域の中で、平和で安心して暮らせる日本を創るために
全力で働いてまいります。
明日の終戦記念日、茨城県阿見町にある予科練平和記念館に行ってきます。
東京大空襲で10万人を超える方が亡くなりました。
特に墨田・江東・台東地域は被害が酷く、大勢の方が亡くなりました。
亡くなられた方への追善供養とその記録と留める為に、墨田区には都立横網町公園の中に
慰霊堂と関東大震災と東京大空襲の記録を保管した復興記念館があります。
私達、区議会公明党は、世界に広く平和を発信するために、
現在の都立横網町公園を都立平和記念公園とし、復興記念館を平和記念館として更に拡充する事を
提案しています。
予科練平和記念館は、戦時中は将来ある青年たちを戦争へ向かわせるための訓練基地でした。
そこが今、平和記念館として平和発信拠点になっている事は大変深い意味があると思っています。
「平和を創設する公明党」として、平和発信についてもしっかり研鑽してきます。