バックナンバー 2011年 7月 23日

 

ライズ学園の授業風景を視察

7月22日、茨城県つくば市で発達障害児や不登校児の教育支援を行っているNPO法人リヴォルヴ学校教育研究所の事業を視察。

 視察のきっかけとなったのは、ご近所にこちらのNPO法人で理事をされている方がいて、「発達障害の子どもの教育施策を実施しているので、一度見にきてはどうか」とお誘いをいただき、この度行ってきました。

 

英語を指導する小野村理事長

お邪魔した時は丁度、不登校児の教育支援教室「ライズ学園」の真っ最中。

 視察するまでは、不登校児の教育支援だから、子ども達がそれぞれ自分の好きな事をやっていて、スタッフの方が他の子の迷惑にならないよう見守っている教室のイメージを持っていましたが、とんでもありません。

 皆真剣に勉強していました。中にはレベルの高い学習を行っている子どもも。

子供達にとって、私達の視察はさぞ迷惑だったと恐縮しますが、皆、照れながらも挨拶してくれ、本当にいい子達でした。

 授業が終わり、理事長である小野村 哲先生から「ライズ学園の実践とつまずきへの理解」とのテーマでお話を伺いました。

感動です!思わず唸ってしまうほど、深く考えさせられました。

 ライズ学園の取り組み・実績も素晴らしかったですが、私は不登校児に対するライズ学園の考え方・小野村先生の考え方に大変共感を覚えました。

 特に桜梅桃杏(桜は桜、梅は梅、桃は桃、杏は杏とそれぞれの個性を認めること)の個人差を認め、そこから他人との比較ではなく、前の「自分」より、今の「自分」が一歩前身できたかどうか、人のせいにしない、また自分のせいにもしない 「対立」から「共育」へと具体的にサポートしていくその教育指針は、様々な理由により公教育についていけなくなってしまった子供達にとって、極めて大切な「寄り添う教育」だと感じました。

 ライズ学園の出身者には、東大や筑波大に入学した子どももいるとのこと。

 子どもに寄り添い、わかってあげる。そして一つ目標をクリアするために具体的サポートする。

小さなことかもしれないが、子供達にとって1つ目標をクリアする事がどれほど自信を付けていく事か。

その積み重ねが自発的に大きな挑戦・目標に繋がって難関国立大学の合格を勝ち取ったと思います。

 LD(学習障害)についても、自分の浅薄な認識が恥ずかしく、猛省しました。

墨田区にも現在約600人はいると推計されるLD等の発達障害。

子どもの現状を受け入れられずに苦しんでいる保護者、子どもの現状は受け入れているものの、特別教育支援に不安を感じている保護者、そうした方々の現場の話をもう一度、しっかり聞くことから私自身、はじめようと思います。

 また小野村先生に是非とも墨田区で、講演していただきたいと思ってます。

特にこうした問題で悩まれている保護者や教員、保育士、できれば子供達にも。

実現力が議員の勝負!全力でやります。

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