7月16日(土)、墨田区の放射能汚染に関する測定結果の報告と、
都立墨東病院の診療放射線科部長・小山医師を講師とした放射汚染に関するセミナー&質問会がすみだリバーサイドホールで開催。
幼稚園・保育園・小中学校の関係者、約250人と共に参加してきました。
このセミナーは過日の区民文教委員会で提案、実現する事になったもの。
参加されたある校長先生は「こうした現場の声を聞いてくれるセミナーを是非実施してほしかった」との声が。
専門家を招いてのセミナーを実施している自治体はあるとのことだが、保護者との質問会も開くのは珍しいとのこと。
区の測定結果では、定点観測地点や公園・保育園・幼稚園・学校の園庭・砂場・校庭なども、
一部区内の他に比べ高い地点が出ているが、概ね問題となる所はないとの報告があった。
なお、高い測定値が検出されたところは今後も継続調査を進めるという。
「放射能を正しく理解しよう」とのテーマで進められた小山先生の話は、
放射線について、出来る限りわかりやすく(物理が苦手な私には一部難しい部分もありましたが・・・)、
極めて客観的にその種類や働き、更には人体への影響、福島原発の問題などについて
45枚のパネルを使用し、説明してくれました。本当に感謝申し上げます。
詳細な専門的なことは省きますが、セミナー終了後、たくさんの質問が。
質問の多くは「小山先生の説明を聞くまでは不安でしたが、セミナーを聴講して不安を取り除く事ができた」との話が。
専門家によるセミナーだけでなく、生活現場に即した視点から放射能汚染に関する不信や心配事を質問できた事は良かったと思います。
区はこの日のセミナーの内容を、質疑応答も含めてホームページに掲載するとことですが、
ホームページだけでなく、保育園・幼稚園・学校関係者には紙ベースで伝えられるよう、区に申し入れていきます。