米兵事件に厳重抗議/日米地位協定の改定も要請「憤りを禁じ得ない」/党沖縄県本部
公明党沖縄県本部(糸洲朝則代表=県議)・上原章県議は18日、在沖米国総領事館(浦添市)を訪れ、同県で米兵2人が女性に対する集団強姦致傷容疑で逮捕された事件について、「依然として事件が後を絶たないことに、激しい憤りを禁じ得ない」と厳しく抗議した。
この中で糸洲代表は「県民の怒りは頂点に達している。(全米軍基地閉鎖の)マグマは爆発寸前だ」と抗議。その上で(1)被害者への補償と謝罪(2)米軍人・軍属らの再教育と綱紀粛正の徹底(3)実効性ある再発防止策の構築(4)日米地位協定の抜本的改定――を要請した。
応対したマット・オカーナー主席領事は「あってはならない事件で申し訳ない。今後このようなことがないよう、しっかり対応したい。本国(米政府)にも伝える」と答えた。
また同県本部は、外務省沖縄事務所(那覇市)と防衛省沖縄防衛局(嘉手納町)にも同様に厳重抗議した。