綱紀粛正 徹底図れ/基地内タクシー強盗事件 米総領事館などに抗議/党沖縄県本部
沖縄県北谷町の米海兵隊キャンプ瑞慶覧内でタクシー運転手が強盗に遭った事件で、公明党沖縄県本部の白保台一前衆院議員と糸洲朝則代表(県議)は10日、在沖米総領事館と外務省沖縄事務所を相次いで訪れ、強く抗議した。これには、上原章県議、岸本一徳宜野湾市議が同行した。
7日未明に、無線を受けて兵舎に向かったタクシー乗務員が外国人と見られる容疑者にナイフを突きつけられ、現金を奪われた。米軍人・軍属による犯行の可能性が高いと見られ、周辺自治体やタクシー業界に大きな衝撃を与えている。
総領事館を訪れた白保氏は「県民の不安と恐怖を考えれば、見過ごすことのできない重大事件だ」と抗議し、容疑者の早期逮捕に向けた全面協力と綱紀粛正の徹底、米軍人・軍属の教育カリキュラムの見直しを要請。これに対しカーメラ・カンロイ首席領事は「恥ずべきことであり、真摯に受け止める」と述べ、再発防止に努める姿勢を示した。
(公明新聞より)