奈良県橿原市の学校給食民間委託について視察しました。市が行政責任を果たす上で必要な監督を行いながら民間企業などに委託しています。単独校方式を堅持した調理・洗浄業務であり、食材の購入や給食献立や安全面・衛生面について、従来通り教育委員会が責任を持ち指導し円滑な学校給食の運営を確保しているとお聞きする。
平成15年度から奈良県で最初に民間委託を実施し、現在、全小中学校22校中、小学校で9校、中学校で5校の計14校で民間委託を実施しています。残りの他校も順次、計画的に民間委託に移行する予定とお聞きする。
委託業者は、指名競争入札方式で選定しています。技術や実績はもちろんですが、何よりも学校給食を理解している業者に委託し、給食の質や安全性、衛生面に充分配慮して契約を結んでいる。委託後は、市が公費負担している人件費などの経費が変わるだけで学校給食への影響はないとお聞きする。
給食費は、1食単位小学校で260円、中学校で300円。年間1億2,000万円の経費削減、15年間の累計で約10億円の削減が図られ、その分は施設改修や調理器具の更新に活用しているとのことです。
民間委託のメリットは、調理員の弾力的な配置による労務管理が行えるほか、市では学校栄養職員等に食の指導の時間的な充実が図られ、給食を提供する経費の効率化が規定できること。
当初の保護者説明会では反対意見等もあったようですが現在はないとのこと。保護者からの意見や要望は、毎学期毎に、学校・PTA・業者・教育委員会の4者による協議会を開催し協議している。
この橿原市の民間委託の方式は、岡谷市でも十分検討できるものと感じました。


