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デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)を視察しました。
1927年に輸出生糸の品質検査を行う施設として、神戸市立生糸検査所(旧館)が建設され、1932年には国に移管し、国立生糸検査所(新館)が東に建て増しされ、神戸港の生糸の輸出は、大正から昭和初期にかけて最盛期を迎えます。近代日本の産業や文化を輸出する生糸検査所は、その後役割を終えます。

2008年に、神戸市がユネスコ創造都市ネットワークのデザイン都市に認定され、その創造の拠点として、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)を2012年8月に開館しました。
KIITOは、子供や若者、高齢者など様々な世代が交流し、そこから生まれるアイデアや工夫で新しい神戸をつくっていく、ひと・まち・せかいのセンターを目指すのがデザイン・クリエイティブセンター神戸とお聞きする。 

キーワードは、+クリエイティブで、デザインやアートに加え、既成概念にとらわれないアイデアや工夫を取り入れ身の回りの社会的課題[まちづくり、教育、観光、防災、環境、高齢者問題、都市施設(道路・公園)、福祉(医療・障がい者)]を解決する手法と位置付けている。4つの活動方針は、+クリエイティブの実践の場をつくる。担い手をつくる。交流の場をつくる。情報発信とネットワークを広げること。

 2016年度事業は、ワークショップ101、レクチャー33、展示11、ゼミ45、イベント45で計235。これまでのゼミのテーマ内容は、高齢者福祉、医療、災害復興、観光、環境、街づくり、医療福祉、子育て支援、教育(メディアリテラシー)、医療産業都市。総来場者数は155,745人、延べサポーター参加者数は1,877人、ウエブサイトページビュー数は963,949件、メディア掲載107件。

 

2008年10月16日、ユネスコ創造都市ネットワークデザイン都市に認定された神戸市では、「住み続けたくなるまち、訪れたくなるまち、そして、継続的に発展するまち」を目指して、神戸の今と未来をデザインしていくことで、人間らしいしあわせを実感できる創造都市「デザイン都市・神戸」を、市民とともに推進しています。

ユネスコ創造都市ネットワークは、世界180都市が7分野(デザイン・文学・映画・音楽・食文化・クラフト&フォークアート・メディアアート)で加盟しており、文化の多様性を保持し、文化産業の可能性を都市間の戦略的連携により最大限に発揮する枠組み。日本は8都市が創造都市に認定され、神戸市と名古屋市がデザイン、札幌市がメディアアート、浜松市は音楽、鶴岡市が食文化、金沢市と篠山市がクラフト&フォークアート、山形市が映画となっている。

 神戸市の中心部三宮の海側に位置する地上4階建ての建物内では、デザインやアートにまつわるゼミ、レクチャー、展示、イベントを開催するほか、貸ホール、貸ギャラリー、貸会議室、クリエイティブラボ(オフィス入居)スペースなどがあります。30㎡〜120㎡のオフィススペースは、37室あり、入居率95.8%、(インキュベーションではない)

 運営は神戸市から指定管理を受けたデザイン・クリエイティブセンター神戸が運営。デザイン・クリエイティブセンター神戸は、(株)iop都市文化創造研究所(デザイン・まちづくり分野企画、運営)、ピースリーマネジメント(有)(アート分野企画、運営)、(株)神戸商工貿易センター(施設・レンタルスペース維持管理)の共同事業。指定管理料は年1億2,000万とお聞きする。

 また、神戸2020ビジョンでは、 +designを、身近な行政課題や複合的な課題に対して解決策を見出したり、伝わりやすくするなどコミュニケーションをスムーズにする効果的なツールと位置付けている。

神戸市のクリエイティブディレクターは、現在2名体制で、非常勤嘱託職員、①広報物等のデザインに関する助言 ②各事業へのデザイン思考の取り入れ ③「デザイン都市・神戸」の推進に関する企画・立案を行っている。

 クリエイティブなまちづくり、まちづくりをクリエイティブする考え方は、大変に参考になりました。岡谷市でもこうした発想をもっと取り入れ、旧庁舎を始め岡谷市の地域資源の有効活用を図るべきではないかと感じました。

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岡谷市 渡辺太郎
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