野々山 享 氏
セントラル愛知交響楽団
副理事長 野々山 享氏(故人)
300有余年前に鳴海の宿に滞在した松尾芭蕉。今やこの町の様変わりには芭蕉も大仰天した事であろう。徳重迄は地下鉄が開通し、緑文化小劇場、区の支所、そして複合商業施設である「ヒルズウォーク徳重」等が林立しているのである。
星崎の闇を見よとや鳴く千鳥
芭蕉が詠んだこの頃の元星崎町辺りは、塩田が広がり千鳥が飛び交っており、塩の道としても栄えた。
さて、このたび元教育者でもあり防災士の資格も持っておられる、岡明彦さんが緑区より県政に向けて活動する事となった。
幼少よりピアノや合唱にも精を出し、私どものオーケストラ公演にも熱心に通われる。
防災・減災のみならず文化芸術向上のため文化行政に精通している岡さんは、まさに「ヒルズウォーク徳重」の名の通り、「おか」の頂点を歩き、塩の道ならずして文化の道を明るく照らして、千鳥は鳴かねど煌めく星座の如き「みどりの町」「文化の町」を築いて頂けるものと確信している。