特別支援学校の生徒の就労に助言/卒業生がアンバサダー就任/愛知県
公明新聞掲載 2022年05月18日 6面
愛知県教育委員会はこのほど、県立特別支援学校の生徒の一般就労を広げるため、県に対し施策のアドバイスなどを行う「就労促進アンバサダー」を新設した。県立港特別支援学校の卒業生で、ウェブ制作会社「仙拓」の社長である佐藤仙務氏が初のアンバサダーに就任した。就任式には公明党の岡明彦県議が同席した。
佐藤氏は生後10カ月で重度の脊髄性筋萎縮症との診断を受け、ほぼ寝たきりという生活を送りながらも、ホームページや名刺の制作を請け負う株式会社を19歳で立ち上げた。ICT(情報通信技術)を活用した障がい者就労のほか、大学の講師を務め、ユーチューブ配信をするなど、就労に関する新たな提案を行っている。
就任式で佐藤氏は「『障がいを持った人が、こんなに活躍できるんだよ』ということを発信していきたい」と話した。
岡県議は、昨年9月定例会で、特別支援学校にICTを活用すれば在宅で働ける生徒がいることを指摘。「起業して活躍している特別支援学校の卒業生から、障がい者の新たな就労について、アドバイスをしてもらうことは有効」と提案していた。