おか 明彦 愛知県議会議員(名古屋市 緑区)

教育と防災のスペシャリスト

伝統文化に触れよう/親子参加の剣道教室を開催/名古屋市の団体

公明新聞掲載 2021年07月30日 7面

文化庁の伝統文化親子教室事業を活用した「鳴子台剣道教室」がこのほど、名古屋市緑区の鳴子台中学校で開かれた。講師は、地域で剣道教室に携わる近藤勁助氏。小学1~4年生約30人が、足さばきをしながらの素振りなどを練習した。参加した小学1年生の男子児童は「楽しかった」と喜び、母親は「礼儀なども学べるのが魅力」と話していた。

伝統文化親子教室は、子どもたちに伝統文化を体験してもらうため、教室を開催している団体に経費を補助するもの。全国で、さまざまな取り組みが行われている。

公明党の岡明彦県議は「文化庁の事業を活用して、子どもたちが伝統文化に触れる機会を増やしてほしい」と考え、近藤氏に親子教室開催を提案。同氏を会長として鳴子台剣道教室実行委員会がつくられ、2007年から教室を開いている。

岡県議はこれまで、緑区小中学校長会に対して、教室への参加を呼び掛けるチラシを小学校で配るよう要望し、実現。昨年度は、コロナ禍で教室が開催できなかったため、今年度のチラシに関しては教室再開の支援となるよう、配布する小学校の拡大を求めていた。その結果、配布する小学校が5校増え、15校となった。

実行委員会の副会長は「例年15~25人しか来なかったが、今年はキャンセル待ちが出るまでになった。教室をきっかけに剣道を始める児童もいる」と話していた。