「アペロ・ヒューレ」
多肉植物と昆虫を販売する障がい者雇用の事業所を応援しています
緑区・天白区を中心に活動する(一社)日本福祉協議機構では、社会的弱者に対する支援事業を幅広く行っておられます。その中に、農福連携によって商品の栽培から販売に至るまでを障がい者雇用で行っている事業があります。施設名は「アペロ・ヒューレ」。就労継続支援B型事業所で、障がい者雇用のモデルケースとして注目されています。
この事業所では春日井市のサボテン農家の協力を得て、自社で建設したビニールハウスで障がい者による栽培を開始。サボテンなどの多肉植物や、カブトムシなどの昆虫を育てて販売しています。
多肉植物や昆虫は有望な市場であり、売れ行きは好調。2022年秋には昆虫専門店も新規オープンしました。展開するネット販売は障がい者のICT教育の場ともなっています。また、「アペロ・ヒューレ」で働く障がい者の賃金が、愛知県の一時間あたりの最低賃金をキープしていることも特筆に値するでしょう。
障がい者が一般の方々と同じ賃金条件で働ける事業所はまだまだ少ないのですが、それが当たり前となれば障がいのある方々の生活も安定しますし、ご家族も安心です。「アペロ・ヒューレ」では、培った植物育成の技術やICTを活用するスキルが認められ、正規雇用に至ったケースも生まれ始めているとお聞きしました。
私、岡明彦は県議会で、先進的な障がい者就労について繰り返し質問を行っています。今後もこういった雇用が進むよう、力を入れていきたいと考えています。
また、目に見える障がいだけでなく、心のバリアフリーにも気を配り、誰もが「人と違う、たった一人のかけがえのない私」を尊重できる社会を目指していきます。