私、防災士です
防災の専門家の福和先生、藤田医科大学と力を合わせて、「防災・減災」に取り組んでいます
阪神・淡路大震災で全壊した妻の実家を目の当たりにした時から、防災・減災は私の政治テーマとなりました。日本を代表する防災の専門家・福和伸夫名大教授(当時)に師事し、2012年、防災士の資格を取得。専門的な観点からの議会質問をしてきました。
例えば、大阪北部地震(2018年)のブロック塀倒壊により女児が死亡した事故を機に、通学路のブロック塀点検を岡が発案。福和教授、ブロック塀診断士、緑区・黒石学区の自治会・学校の代表者とともに調査を行いました。その結果、私たちの独自調査以前に、市が目視で調査し「要注意」としたブロック塀8箇所がありましたが、それ以外にも、新たに8つの危険箇所を発見しました。これらを踏まえて「災害につよいまちづくり」について県議会で質問。危険なブロック塀と「万年塀」と呼ばれる鉄筋コンクリート組立塀の改修も提案しました。その結果、県立学校、警察署、県営住宅の万年塀が、安全な塀へと変わっています。緑区では、鳴海町の「伝治山住宅」で大規模な塀改修が行われたことを皮切りに、国道1号線沿いの日本車輌製造の万年塀も撤去・改修されています。
また、2022年6月、藤田医科大学が「全学生・全職員が防災士資格を取得する」と発表しました。防災知識を持つ医療関係者の継続的な輩出は、大規模災害が発生した際に県内の災害拠点病院を統括する「基幹病院」である藤田医科大学の医療体制をより強固にするばかりでなく、緑区の減災力にも直結します。私は福和教授とともに、大学としては全国初となる、この取組を支援しています。
新たな対策を講じれば、街の「防災・減災力」は着実に増していきます。今後も防災士の知見を活かした調査と提案を粘り強く続けていきたいと考えています。