おか 明彦 愛知県議会議員(名古屋市 緑区)

教育と防災のスペシャリスト

リトルベビーハンドブック

小さく生まれた赤ちゃんのママ・パパのために、市会議員と連携して、愛知県でのサポート充実を実現させました

長男は出産予定日より1ヶ月早く生まれた、小さな赤ちゃんでした。保育器の中の我が子を窓越しに見て「大丈夫?大きく育ってもらいたいね」と心配するのが親心です。1500グラム未満の出生体重のお子さんであればなおさらだと思います。

同僚の近藤和博名古屋市会議員は静岡県の先進事例を知って、低出生体重児向けの冊子の作成に尽力。2019年、政令指定都市初のリトルベビーハンドブックができあがり、名古屋市での配布が始まりました。

妊娠時に配布される一般的な母子手帳は、国が定めた様式に基づき、市町村が作成しています。妊娠期から幼児期までの健康、成長を記録するツールですが、低出生体重児の場合、手帳に記載されている平均的な身長、体重よりも成長が遅いため、親は子の成長を実感できず、落ち込んでしまうケースも少なくないようです。

リトルベビーハンドブックは、1500グラム未満の低出生体重児の発育曲線を掲載するなど、親や医療機関などの意見を広く反映させており、赤ちゃんの成長、発達を記録するページ「みーつけた!」では、頭を一瞬持ち上げるなどの反応や動作を46項目列記、その動きを実際に確認した日を記入できるようになっています。

この有益なツールを、愛知県は未作成でしたので、私は近藤市議から資料提供を受けて、愛知県にお住まいの方なら誰でも活用できるよう、県当局にハンドブック作成と配布を強く要望しました。

その結果、2021年4月、「あいちリトルベビーハンドブック」が完成。現在、県内にある総合及び地域周産期母子医療センターで配布されるようになりました。