東日本大震災から4年
東日本大震災の発災から満4年を迎えました。
犠牲となった多くの方々に対し、心からご冥福をお祈りいたします。
また避難生活を余儀なくされている方々の、一日も早い生活再建を願うものであります。
あの日から4年という時間がたった今、記憶の風化といったことも報じられていますが、私の中では鮮明なものとして残され続けています。
当時の私の置かれた状況は、第1回定例議会の最中で、前日には特別委員会が行われており、次の本会議までの間隙に発災しました。
テレビの画面には見たこともないような大津波に飲み込まれる東北沿岸部各地の姿、大混乱する被災地の様子等々が映し出され、状況を理解するのに大変な思いをしたことを思い出します。また市内の状況も歩き回って初めて実態把握ができる状態で、大変混乱したものでした。
夜になると”帰宅困難者”があふれかえり、道路は大渋滞。これが首都直下地震だったらどんな事態になっていたんだろう、と背筋の凍るような思いもしたものです。
時間がたつにつれ被災地の様子や市内の被害状況なども把握でき、おりしも予算特別委員会も開かれる中で緊急対策の実施や、今後の対応を検討するために課題をまとめていただくよう要望いたしました。
被災地へもすぐに駆けつけたかったのですが、議会中であり、また閉会後直後に予定されている市議会議員選挙の準備もあり、現地へは5月初旬に行くことができました。
仙台から石巻、女川へと廻らせていただき、被災状況をつぶさに目に焼き付けてまいりました。
また日を改めて福島県にも行かせていただき、福島原発事故による周辺地域の状況を見てまいりました。
あの時に見た光景、現地の空気は決して忘れることができません。今後も復興の道筋を見守っていきたいと思います。そして私なりに語り継いでいかなければと考えています。
いつ発生するかわからない震災。また発生確率の高まりが指摘されている首都直下地震。
どんな事態に陥っても市民を守ることのできる対策実施に、これからも力を尽くしていく決意を固めた3.11でした。