東京のローカル・コミュニティ
ある方から「東京のローカル・コミュニティ」という本を紹介していただいた。
これは東京の街がどのようなコミュニティを形成しながら現在に至っているか、という研究書である。
武蔵野市は町内会組織が非常に脆弱な地域である。町内会は無い、と言っていいぐらい、数少ない任意の町内会しか存在しない。それに代わって存在するのが、コミュニティ協議会を中心とした地域組織である。
戦後、それまで多く存在していた町内会は一時廃止の憂き目を見た。しかしその後、多くの地域で町内会が復活し現在に至っている。武蔵野市はそうした道筋をたどらずに、新しい流れを築いてきた。そうした中で、新しいコミュニティ形成も図ることができた。しかしながら年月の経過とともに、課題も多くなってきたようにも伺える。
これまでの歩みを振り返りながら、これからのコミュニティのあり方を考える一助となれば、との思いで本書を手に入れた。
じっくりと読ませていただきたいと思っている。