「自粛」について思う事
通年であれば花見の季節です。しかし東日本大震災の影響で、自粛ムードが広がり、花見の自粛といった動きもありました。
さらに新年度を迎えるにあたり予定されていた様々なイベントなども、自粛ムードの流れの中で中止が相次ぐ状況も生まれています。
こうした中で、過度な自粛はいかがなものかとの声もあがっていますが、私自身も過度な自粛はすべきでないと思っています。
「被災した方々の事を思えば、楽しんでいる場合ではない」という意見も理解できますが、自粛自粛で経済活動が止まってしまっては、かえって復興への勢いが止まってしまうのではないでしょうか。安全上問題があって中止をしなければならない、ということなら別ですが、できるかぎり自粛を避けてはどうかと思います。
被災地の一日も早い復興のために。
震災発生から1カ月
3月11日に発生した大地震から今日で1カ月。あっという間の1か月だったように感じます。
この間の状況の変化は周知のことですが、地震の被害・津波の被害・原発事故の被害と日に日に明らかになるにつれ、今回の震災のすさまじさをあらためて認識させられている毎日です。
特に今回の震災被害で最も影響が大きいのが、原発被害です。世界でも例を見ない今回の事故では、いまだに被害の進行が止められた様子もうかがえず、有効な対策が取られているのかどうかも分からず、全世界が不安を抱きながら注視している状況となっています。一刻も早く被害の拡大を食い止めてほしい、と願っているのは私一人ではありません。全世界の英知を結集させて対策に臨むべきと考えます。
さらに原発事故による風評被害についても、現状を正確に把握したうえで、適切な処置を講じてほしい。そうでないと二重、三重の人災となってしまう。地震や津波は防ぎきることが困難かもしれませんが、その被害を最小限に食い止めることは可能なはずです。
重ねて迅速な対応が取られることを切に望んでいます。
中学校入学式
計画停電
報道によると、計画停電の対応も今月で原則打ち切りの様子である。
今後は夏場の需要増に対する対策が急務となるわけですが、政府・東京電力の方針では、工場や企業など大口需要家に対して大幅な節電規制を行うとともに、一般家庭などでは10%~15%の節電を呼びかけるとしています。
大口需要家に対しての節電対策はともかく、一般家庭での節電に対しては、もう少し具体的な取り組みを示す必要があるのではないかと思います。
10%~15%の節電といわれても、どこを基準にしての節電なのか、またエアコンなど何度の設定だと満足されるのかなど、あいまいな取り組みでは万が一の事態を引き起こす要因になるのではないかと、一抹の不安を抱いているのは私だけではないと感じています。
決め細やかな対策を是非示して欲しいと思います。
小学校入学式
千川上水で
今日は千川上水でちょっとした騒ぎがありました。
私も連絡を頂いてから現場の確認に行ったのですが、千川上水の流れが止まっていたのです。
近所の方に様子を伺ったところでは、午前中から水が流れていなかったとの事でした。
さっそく市の担当部署に確認したところ、原因不明ですぐに東京都と連絡を取り復旧作業中とのこと。
市に連絡を入れてから30分ほどで北町付近での水流が確認できました。
感動したのは、私が現場に着いたときに、近所の子供たちが「鯉が死んじゃう」といって一生懸命水たまりになっている場所を深く掘っていたり、自宅からホースを伸ばし水をかけていた事でした。素晴らしいことです。この子ども達の心を大事にしたいものです。
それにしても、何が原因だったのか。
また報告をいたします。
被災者支援
共助
東日本大震災が発生して3週間が経ちました。
この間、多くの方とお会いし、様々なお話をうかがいました。
特に印象的だったのは、今後の備えとして防災施設を充実させたり、自宅で防災備品を用意しておくことなどはもちろんの事として、隣近所との助け合いが大事ですね、との声が多く聞かれた事です。
ある方は、「阪神淡路大震災の時には隣近所とのお付き合いも深めておかなくちゃ、と考えていたのに、現実的には何もしていなかった。今回の震災では身に沁みて反省しました」と語っていました。
社会生活が多様化している今日、隣近所との繋がりをつくること自体が困難な状況にあって、人と人の繋がりを強くしていくのは、これからの大事な課題ではないでしょうか。そうした営みの上に共助も成り立ちものと思います。