9月4日午前、9月議会が開会し、大西秀人市長が補正予算などについて提案説明を行いました。
伊勢志摩サミットに伴うG7香川・高松情報通信大臣会合開催に備える費用や栗林小学校の校舎を建設する費用など補正予算11億5592万4千円(補正後の歳出総額=1628億3501万7千円)、並びに合併後の建設計画の期間延長に伴い各地域審議会の設置期間を延長するための条例や空家の対策を進めるための条例など30議案と平成26年度の決算についての認定4件が提出されました。会期は9月18日までの15日間。
大西市長は、冒頭、提案説明に先立ち、「連携中枢都市宣言」を行いました。これは、本市と近隣2市5町とで協定を締結していた、これまでの「瀬戸・高松広域定住自立圏」を、国が進める新たな広域連携制度である連携中枢都市圏構想へ発展的に移行していくことを目指した、中心都市としての宣言です。
現在の「瀬戸・高松広域定住自立圏」は、土庄町、小豆島町、三木町、直島町、綾川町、さぬき市、東かがわ市の2市5町と高松市(中心市)で構成しています。これまで順次、各市町と協定を締結し、平成22年以降、広域でのサービス向上などに取り組んできた成果を踏まえ、中心都市として高松市が圏域の経済成長をけん引していく決意が宣言されました。
また大西市長から、ミラノ万博で高松市を世界にPRした模様などトップセールスの活動報告や財政健全化法に基づく健全化判断比率についての報告などがありました。
今回、本会議での公明党議員会からの登壇は、大山高子(10日、代表質問)、竹内俊彦(11日、一般質問)、田井久留美(14日、一般質問)の3議員です。
9月議会の開会の前日に当たる9月3日、高松市が当面、進むべき方向を示す重要案件についての案が市当局によって示されました。
午前中の総務消防常任委員会で、地方創生の高松版総合戦略である「たかまつ創生総合戦略(仮称)(素案)」、午後の議員全員協議会で、「第6次高松市総合計画(仮称)基本構想(原案)」が、それぞれ示されました。
総合計画の基本構想は、本市として議会の議決案件で、30年後、50年後の長期的展望の下、平成28年度から平成35年度までの8年間の計画を決めていく根幹となるものです。
総合戦略は、国を挙げて進めている地方創生を高松市として具体的に行う施策を示していくもので、平成27年度から平成32年度の5年間を計画期間とします。総合戦略は、総合計画に盛り込まれる項目を踏まえて、大きく2つの戦略=人口減少を抑制する戦略と人口減少社会に対応する戦略=について具体的な施策を示そうとしています。現在約42万人の本市で、目標人口は、2060年(平成72年)に約36万人と設定。
このうち、人口減少を抑制する戦略については、交流人口の増、社会増(転入が転出を上回る)、自然増(出生率アップ)の「3つの増」を根底に、「創造性豊かで人間中心のまち」「若者から選ばれるまち」「子どもを生み育てやすいまち」の3つのまちづくりを基本目標とし、産業・文化芸術・スポーツ・観光の振興、大学等の魅力づくり・移住促進・就業支援、子ども・子育て支援などを掲げています。
また、人口減少社会に対応する戦略では、健康・福祉と地域コミュニティを軸に、「高齢者が健やかで心豊かに暮らせるまち」「持続可能なまち」の2つのまちづくりを基本目標としています。ここでは、地域包括ケアシステムの構築・生活習慣病の予防対策、コンパクトなまち・コミュニティ活動の支援などを進めるとしています。
中身は既出の事業の組み合わせがほとんどですが、創造都市、教育都市、健康都市といった本市が進めようとしてきたまちづくりを、確信を持って国づくりとして大きく進めていくイメージです。秋に先行して決定していく総合戦略の段階で、新規事業を積極的に盛り込むとともに、この総合計画並びに総合戦略をしっかり実行していくための推進体制を構築していくことが併せて必要であり、国・県や民間の多彩な人材の招致など様々、考えていくべきでしょう。






