公明党静岡県本部 政経懇談会開催のご報告
ご挨拶
平素より大変お世話になっております。
ご挨拶が遅くなりましたが、私こと、8月1日をもちまして復興庁参事官を最後に国土交通省を退職いたしました。平成7年に旧運輸省に入省以来、28年4カ月、様々な部署で重責を担わせていただき、無事に全うすることができました。これもひとえに、陰に陽に支えてくださった皆様のお陰です。心より御礼申し上げます。
国土交通省港湾局では、港湾法の改正、港湾の施設の技術上の基準の改訂、日中韓港湾局長会議など、港湾行政の一端を担わせて頂きました。
北海道開発局では洋上風力発電、ブルーカーボンの推進、九州地方整備局では新門司沖土砂処分場の延命策の検討などに携わってまいりました。
国土技術政策総合研究所、港湾空港技術研究所、沿岸技術研究センターでは、最先端の港湾技術を担う研究者・実務者と一緒に仕事をさせていただき、研究者の視点を学ばせていただきました。また、国際学会で論文発表する機会も与えていただきました。
旧運輸施設整備事業団では、運輸技術の基礎的研究制度を軌道に乗せるための重要な業務に携わらせていただき、超電導リニアモーター技術の最先端の知見を学ばせて頂きました。
国際協力機構では、二度の国内業務、インドネシアでの長期専門家業務を通じて、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた重要なお仕事の一端を担わせて頂きました。
日本郵船株式会社では、官民交流制度での派遣職員にも関わらず海外港湾プロジェクトに責任ある立場を与えて頂き、公務員では得られない貴重な経験をさせていただきました。
静岡県では港湾局長として、南海トラフ巨大地震津波に備えた防潮堤の整備、県民の暮らしを支える港湾・漁港の整備、クルーズ船の入港を促すためのポートセールスなど、国の職員では得難い経験をさせていただきました。そして、静岡県の皆様の温かい県民性に惹かれ、静岡県を終の棲家といたしました。
公務員人生最後となる復興庁では、東日本大震災の被災地を回り、ご家族を亡くされたご遺族の話に耳を傾け、2000ページを超える「復興政策10年史」をインフラ担当参事官として取りまとめました。一方で、未だ仮設住宅にお住いの方のお苦しみが胸に刺さり、何としても東日本大震災からの復興を成し遂げなければならないとの想いは募りました。また、障がい者や弱い立場の方と接する中で、政治が果たす役割の大きさを痛感し、役人としてできる限界も感じておりました。
そのような折、この度、公明党の候補者としてのお話を頂きました。私は長年、公務員の立場から国会議員を見る中で、ひとりの声を真摯に受け止め、それを政治に届けようとされる公明党議員の姿勢に共感をもっていました。そして、このお話を真剣に受け止め、昨日の公明党中央幹事会において、次期衆議院議員選挙比例区東海ブロックの予定候補者としての公認をいただきました。
これからは、「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との公明党の立党精神を胸に刻み、一人の声を政治に届けてまいります。
皆様の温かいご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和5年9月8日 西園勝秀
=挨拶動画=