Archive for 2014年 3月 4日
まもなく3年を迎える東日本大震災では、多くの消防団員が自らも被災しながら水門の
閉鎖や避難者の誘導に当たり住民の命を守られた。
しかし、その陰で、254人の消防団員が犠牲になられている。
昨年12月の消防団支援法施行を受け、本市でも消防団を中核とした地域防災力の強化を、
図っていかなければならない。
今定例議会において、この課題を先輩の白井議員が、一般質問として取り上げられた。
消防団員は非常勤特別職の地方公務員であると同時に、本業の傍ら自発的に参加する
ボランティアの性格も併せ持っている。
本市では、33の消防分団、約700名の団員が、使命感にあふれる地域防災のリーダーとして
活躍されている。
重要なテーマは、やはり、消防団員の確保である。
消防庁は2007年に「消防団員 めざせ100万人」を掲げて入団促進キャンペーンを
始めるなど、さまざま取り組みをしてきた。
ところが、全国的に、高齢化や人口の減少、サラリーマンの増加といった就業構造の
変化によって団員数の減少に歯止めがかからない。
実際、消防団員に占めるサラリーマンの構成は、1965年の約27%から昨年は約72%に
増えているという。
こうした変化に応じ、全ての消防団活動に参加できなくても、広報などの限定的な活動を
する「機能別消防団員」や、大規模災害のときだけ活動する「機能別消防分団」の制度を
消防庁は2005年から導入している。
本市でも、2008年から「機能別消防団員」制度を導入するとともに、昨年から、
入団の門戸を女性にも広げることで、充足率は、97.9%まで上がってきている。
条例に定める定員数まで、もう少しである。
消防団支援法は消防団を「将来にわたり地域防災力の中核として欠くことのできない
代替性のない存在」として国と地方自治体に対し、報酬などの処遇改善や訓練支援などの
責務を課した。
必ず起こるであろう大災害を見据え、消防団の強化に全力で取り組んでまいりたい。