Archive for 2014年 2月 13日
さて、「エコチル調査」という言葉をお聞きになられたことはありますでしょうか?
「エコチル」とは、「エコロジー」(環境)と「チルドレン」(子ども)を合わせた言葉。
2011年より、環境省の企画立案の下、環境中の化学物質が子どもの成長・発達に与える
影響について長期的に調査する「子どもの健康と環境に関する全国調査」のことを言います。
そして、いよいよ、2014年度から、この「エコチル調査」が本格化します。
「エコチル調査」は、安全で安心な子育て環境の実現を目的として子どもと両親の
10万組を対象に登録。
2011年8月以降に子どもが生まれた家庭や、今年3月末までに母親の妊娠が判明すれば、
参加することができ、現在、全国で9万2062人(母親)が協力を表明している。
調査の背景には、1970年代以降、子どもの健康に関して大きな変化が見られることです。
ダウン症候群や水頭症などの先天異常の子どもが生まれる頻度は、70年代後半と比べ、
2000~04年は約2倍に増加。
学校保健統計によると、子どものぜんそくやアトピー性皮膚炎にかかる子や肥満傾向の
割合も増えている。
こうした子どもの変化は、世界的に進む工業化などによる大気や水の汚染が主な原因と
指摘する声が少なくない。
このため、「エコチル調査」では、農薬やダイオキシンなど、化学物質の影響を受けやすい
と考えられている子どもの胎児期から小児期を経て、13歳の誕生日を迎えるまでの期間を
追跡する。
そして、化学物質の測定・分析を通して、環境や生活習慣などが子どもの健康と成長に
どのように影響するかを解明していく。
調査は、妊娠期、出産期、赤ちゃんの1カ月健診時とし、母親に対する血液や尿、母乳の
採取、赤ちゃんの毛髪の採取などを実施。
生後6カ月から13歳までは半年ごとのアンケート調査に加え、数年ごとに面接調査などを
行うとしている。
結果分析を通して、病気の予防や食生活の改善、有害物質の対策などに生かしていく。
公明党は、化学物質から子どもの健康を守る取り組みを進めるため、「エコチル調査」の
導入を全力で推進してきました。
すでに成立した13年度補正予算には10億円、審議中の14年度予算案には約47億円が、
それぞれ計上され、調査が加速することになっている。
10万組調査の実現のため、両予算の早期執行を目指してまいります。