Archive for 2014年 2月 9日
難病対策が、大幅に前進します。
社会保障と税の一体改革によって増える財源を生かし、医療費助成対象となる病気の数を
56から約300に、助成を受ける対象者は78万人から150万人程度と、2倍に増える見込みです。
子どもの難病についても、これまで対象ではなかった約5万人が新しく助成される見通しです。
政府は、今国会に関連法案を提出し、2015年1月から新制度をスタートさせる方針です。
そもそも、難病とは、医学的な定義があるわけではなく、治療が難しく、慢性の経過をたどる
病気の総称とされています。
そこで、助成対象の難病を決めるに当たり、基準となる条件を定めました。
例えば、患者数が、人口の0.1%程度以下、原因が不明であり、治療法が確立されておらず、
生活に長期的な支障が予想されるなどです。
その結果、所得や状況に応じる形とはなりますが、月額負担限度額を定め、多くの方の
自己負担割合を現行の3割から2割に引き下げるよう設定されます。
ただ、難病対策は医療費だけが課題ではありません。
特に、子どもの場合、家庭や学校生活などで、さまざまな悩みがあります。
病児と家族を支える体制づくりを手厚くしなければなりません。
さらに、成人後も必要な支援が受けられるよう、検討しなければならない。
厚生労働省は、難病の子どもが治療を続けながら日常生活を支障なく送れるよう、
その支援策を話し合う地域支援協議会を都道府県や政令市、中核市に設置する方針だという。
先行事例として、「障害者自立支援法」が成立した際も、地域自立支援協議会が設置された。
このたびの協議会も、市が中心となって、さまざまな視点から議論して、有効な対策を
考えてほしい。
そのためには、患者本人や家族によって異なる悩み、要望をしっかり把握してもらいたい。
難病対策は、総合的な取り組みが求められます。
本市においても、13,000人を超える方が、この難病と闘っておられます。
就労・生活支援のほかにも、医療提供体制の整備や研究・治療法開発の強化などを着実に進め、
社会全体で支える体制づくりを急がなければならない。