Archive for 2013年 2月 24日
従来のインフラ管理の方法は、「事後保全型」が主流であった。
これは、例えば、道路に穴が開いた、橋に亀裂が入った。
だから、補修しよう、つけかけようなど、現場で問題が起こってから対処する方法のこと。
しかし、これでは、そのコストは莫大なものとなってしまう。
具体的に説明する。
例えば、橋に亀裂が入った。
となると、当然、行政は、その橋を通行不能とする。
では、その後、どうするか。
一旦、通行不能の橋の横に、簡易な仮の橋を造り、まず交通の不便を解消する。
そして、修繕が必要な橋を壊し、撤去する。
次に、本格的な新たな橋を架ける。
最後に、新たな橋の完成後、仮の橋を壊し、撤去する。
これでは、無駄なコストと時間の浪費につながる。
だが、これを問題が起こる前に対処する「予防保全型」に転換すれば、大幅なコスト削減と
時間の短縮になることは、十分理解していただけるものと思う。
国や自治体は、この総点検で得られるデータを有効に活用し、ムダのない管理計画、
長寿命化計画に生かしてもらいたい。
今回、新設された「防災・安全交付金」を有効利用し、財政難で点検や補修も後回しになりがちな
自治体に、現場とともに、インフラの老朽化対策を一気に進めていきたい。
そして一方、今在るインフラを全て維持していくことは財政的にも限界がある。
インフラが集約されると、確かに不便にはなるが、財政負担も減少する。
持続可能なまちづくりの観点から、行政が説明責任を果たし、住民の理解を得ながら転換を進めて
いくべきことも、最後に申し添えておきたい。