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 以前にも触れましたが、私は、民主党の主張する定数削減論には、断固反対です。

 まず、確認しておきますが、国会議員の定数削減は、我が党もマニフェストに掲げており、当然、賛成です。

 しかし、民主党の言う「衆院の比例定数80削減」には、到底、容認できるものではないカラクリが隠されていると思っています。

 

 もともと、現行の選挙制度(小選挙区比例代表並立制)は、2つのポイントにより導入が決められました。

 それは、政権交代を起こしやすくするため、民意を集約すること。

たとえ49%の死票が出たとしても、AかBのどちらかを選択するようにしたもの。

これが、小選挙区300の設定でした。

 もう一つは、多様な民意をできるだけ反映させること。

そのために、比例代表200(現行は、180に削減)の設定をしたのです。

 

 そして、この両者のバランスを保つため、それぞれの定数をできるだけ近づけて、3:2からのスタートでした。

 それを一気に、比例のみを80削るというのは、この当初の並立制の理念を根幹から覆すものであり、選挙制度そのものを変えてしまうのと同じ意味です。

 それならば、どういう制度が望ましいのかを、根本から徹底して議論すべきだと思うのです。

 

 多くの方の指摘を待つまでもなく、現行の小選挙区制度は、当初の理念から逸脱し、多くの弊害を生み出す結果となってしまった。

決して、一党一派の理屈にとらわれて、主張しているのではないのです。

 だからこそ、この定数削減論は、選挙制度の抜本改革と1票の格差の是正問題と併せて、真剣に議論すべきなのだということを、訴え続けてまいりたい。

 

 民主党の「身を切る改革」は、まやかしです。

 

 公明党が取り組んできた国会議員の歳費削減も、当初は、定数削減をするので、その必要はないと逃げていました。

 しかし、その定数削減とは、大政党にとっては、痛くもかゆくもない、比例のみの削減でした。

結局、彼らは身を切る覚悟など持ち合わせていないと宣言しているに等しい。

 ここにも、口先だけの民主党の本質が表れています。

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