このたび、会派の代表にて、新エネルギー政策の研修のため、関西電力の堺太陽光発電所に、視察に行ってきました。
ここは、国内最大の太陽光発電所として、大阪府堺市と関西電力が低炭素社会実現の取り組みとして、共同事業を行っているところです。
とにかく、見渡す限りの太陽光パネルの海。
枚数にして、約74,000枚。
この膨大な数のパネルを敷き詰めるために必要な土地の面積は、21ヘクタール。
(今、話題のアサヒビール工場敷地の2倍強という広大な面積です。)
しかしながら、これだけの設備をもってしても、発電できる電力量は、一般家庭の約3,000世帯分の電力使用量にすぎない。
我々の関西圏域は、今、大きな課題を抱えています。
それは、「関西電力の発電電力量は、他の地域と比べ圧倒的に原子力の依存度が高い。」ということ。
実に発電量の約半分が原子力発電となっています。
CO2を減らすため、原子力発電のパイオニアとして、全国の先駆を目指したことが、皮肉にも、我々を苦しめる結果となっているのです。
原子力発電など止めてしまえ!
あの全世界を震撼させた事故の後では、私もそう思います。
脱原発として、すべての原子力発電を停止したい。当然、誰もが願うことです。
ただ、そのあとの展望は、まるで開けていないことも、避けられない事実です。
西宮市民20万世帯のために、西宮市3個分の面積に太陽光パネルを敷き詰めるのか、あるいは、全家庭が、また全企業が、電気使用量を半分に減らすのか。
いずれも不可能なことです。
結局、今は、火力発電の依存量を増やすことで、乗り切らざるを得ない。
しかし、そのことで新たな自然の脅威を生み出してしまう状況となるでしょう。
私たちは、偏った立場に立つのではなく、主義主張を超えた人間としての英知を結集して、議論せねばならないと、学び、決意した研修となりました。
