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「日本再建」の先頭に立つ決意を込めて勝ちどきを上げた党全国大会=22日 東京・港区
「日本再建」の先頭に立つ決意を込めて勝ちどきを上げた党全国大会=22日 東京・港区
公明新聞9月23日付

衆院選断じて勝つ
山口代表あいさつ
立党精神に燃え、政党力発揮
党全国大会

公明党は22日、東京都港区の品川インターシティホールで第9回全国大会を開き、再任された山口那津男代表を先頭に、次期衆院選、明年の参院選、東京都議選の連続勝利へ怒濤の前進を開始した。あいさつで山口代表は、「不変の原点である『大衆とともに』の立党精神をさらに深く胸に刻み、全身全霊で『日本再建』に力を尽くす」と強調。次期衆院選については「国民を裏切り続けた民主党政権に審判を下す選挙だ。民主党には政権の座から退場してもらわなければならない」と力強く訴え、必勝を誓った。大会では井上義久幹事長ら本部役員が指名・承認された。

山口代表のあいさつ全文幹事長報告の要旨政務調査会長報告の要旨

第9回全国大会は、「大衆とともに」の立党精神を継承し、2014年の結党50周年をめざす「出発の大会」であり、次期衆院選と明年の参院選、東京都議選の連続勝利へ「出陣の大会」となった。

党代表に再任され、あいさつに立った山口代表は、「文字通り決戦の2年間だ。この政治決戦に断固勝利し、来る結党50周年に向け、揺るぎない党発展の基盤を築き上げる」と決意を述べた。

当面の対応については、自民党新総裁が26日に選出されることなどを踏まえ、「新体制が整い次第、民主、自民、公明の3党首が会談し、あらためて公党間合意である社会保障と税の一体改革に関する3党合意を再確認すべきだ」との考えを示し、介護や医療、消費増税に伴う低所得者対策などの課題について「責任をもって仕上げなければならない。合意をつくるために公明党は、積極的な役割を引き続き果たしていく」と述べた。

その上で、「近いうちに信を問う」と3党首で合意を交わしていることから、「野田(佳彦)首相に対する問責決議が可決していることを考えれば、早く臨時国会を開き、3党で合意する懸案事項について処理をした上で、一日も早く国民に信を問うべきだ」と力説した。

一方、次期衆院選に関しては、公明党が考える「新しい国のカタチ」として、(1)国民の命を守る「防災・減災の国」(2)地域主権に立脚した「道州制の国」(3)原発に依存しない「省エネ・再エネ立国」―を提示すると表明。

さらに、次期衆院選は「政党政治が国民の信任を得られるかどうかを問う“分水嶺”とも言うべき選挙だ」との認識を表明。政党が備えるべき資質として「アイデンティティー」(存在意義)、「ガバナビリティー」(自己統制力)、「クリエーティビティー」(政策形成力)の三つを挙げ、それらの力を併せ持つ「公明党こそが国民の要求に応えることができる政党だ」と訴えた。

その上で、「結党の理念が定かでなく、団結もできず、国民の声に直結する姿勢も乏しい政党が多い現状で、立党精神こそ、時代が求め国民が渇望してやまない、今最も新鮮な輝きを放つ行動原理だ」と強調し、立党精神を燃え上がらせ三つの選挙の勝利に向けて前進していこうと呼び掛けた。

これに先立ち、代表選出が行われ、党規約20条3項の規定に基づき、ただ1人の代表選立候補者と確定した山口代表が、出席代議員の起立総員による信任を得て再任。これを受け、山口代表は新本部役員を指名し、井上幹事長ら本部役員37人が挙手多数で承認された。また、党務報告案、平成23年度決算報告、党規約一部改正案が説明され、挙手多数で承認、可決された。来賓として創価学会の原田光治副理事長(中央社会協議会議長)らが出席した。

最後に、次期衆院選と来夏の参院選の予定候補が紹介され、北海道10区に挑む、いなつ久衆院議員が代表して決意を表明(別掲)。全員で決意を込めて、勝ちどきを上げ、大会は幕を閉じた。

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寝屋川市 岡由美