札幌市立大学のグループが、妊娠中期までに死産してしまった
小さな赤ちゃんを安置するひつぎを開発したそうです。
木目調の箱のふたに、お空に帰る可愛い天使のマークがついています。
代表者の助産師の多賀さんは、ある妊婦さんが死産をした時に
薬液の紙の空箱を差し出された時の、悲しそうな女性の顔を見られて
「もの扱いでは…」との思いがこみあげたそうです。
ご自身も流産を2度経験され、その悲しい経験が
母親の心に寄り添う工夫につながり、繊細な体を傷つけないように
ひつぎの底の引き出しで保冷剤を交換できるようになっているそうです。
多賀さんは言われています。
「亡くした赤ちゃんを人として扱うことは、思い出を抱きつつ
前を向こうとする母親の心のケアにもつながるのです」と…
読売新聞を読んでいて、心に留まったので紹介させて頂きました。