視察2日目は小樽市です。
小樽市は、面積243、30㎢、人口13万人
北海道西海岸の西部に位置し、海と山に囲まれた商工港湾都市で
歴史的建造物が多く、観光資源に恵まれた「坂の街」です。
小樽運河や天狗山など、観光拠点としても有名ですが
東日本大震災以降は、観光客(特に海外から)が激減したそうです。
今回は福祉コミュニティ都市推進事業「杜のつどい」について
活動拠点の小樽市産業会館で説明を受けました。
杜のつどいは、人口流出と急速な高齢化(31%)が進む課題として
コミュニティ都市をテーマに検討を重ね活動を開始。
「高齢者が生きがいを持ち、元気に暮らせる町づくり」を目標に
「生きがい作り」「にぎわい送出」「地域コミュニティの再生」
「市民交流と連携」の4つの柱を掲げ、ボランティア講師による各種講座、
登下校時の子供の安全見守り等の社会参加活動、市民後見活動、
街のイベント参加など、活発に活動されています。
会員になって講座に出席すると1回に一つポイントカードに判が押されます。
15で映画茶話会、30でポイント食事会等にご招待だそうです。
町の活性化や経済効果、また助け合いや近隣関係の改善に繋がったとの事。
役員のお一人の方が、
「定年後、行き場を求めていましたが、使命の場所はここにありました。
杜のつどいに感謝しています」と言われていたのが印象的でした。
運営される皆さんの熱意が感じられ、大変に感動しました。
お世話になった皆様、本当に有り難うございました!