1月10日(月)13:00~としまえんにて「練馬区成人の日のつどい」が開催されました。
今、若者の雇用はかつてないほど深刻な状況です。今春卒業予定の大学生等の就職内定率が、昨年10月1日時点で57.6%。調査を開始した96年以降で最悪の事態となったことが分かり、深刻な状況を裏付けています。
この原因は、長引くデフレや消費低迷、円高懸念などで、企業は雇用を抑制し特に若者の採用が抑えられているためです。
公明党は、山口代表自ら実際大学を訪れ、就職活動の実態を調査。現政権の雇用対策の失敗がいかに就職現場を混乱させているかを確認しました。
学生が自分にあった職業を見つけられるよう国が職業教育に積極的に取り組む大学や短期大学を選定し、5年間にわたり財政支援する、「大学生の就業力育成支援事業」は本年度当初予算で計上されました。
しかし、昨年秋の政府の事業仕分けで、この事業が突如「廃止」と判定され大学側の混乱は大きく広がってしまいました。
また、公明党がこれまで進めてきた「ジョブ・カード制度」についても、昨年6月に政府が発表した「新成長戦略」で「ジョブ・カードの取得者を2020年までに300万人にする」との目標を掲げていたにもかかわらず、わずか5カ月後の昨年10月、事業仕分け第3弾で、この制度も「廃止」と判定されました。
私たち公明党は、国会質問などを通してこの矛盾点を厳しく糾弾したところ、政府から新成長戦略に基づいて同制度を継続・促進する方向性の答弁を引き出すことができました。
公明党は今年度、中小企業と学生をつなげるドリームマッチ・プロジェクトを推進してきました。
ドリームマッチ・プロジェクトは、求人広告を出したくても、ネット上に掲載したり、就職セミナーにブースを設けたりできる余裕ない中小企業を支援し、求人広告情報を中心にネットに掲載するとともに、2010年度に全国7会場で中小企業との面談・選考にのぞむことが可能な合同企業説明会の開催を支援し、両者のニーズのマッチングを推進するものです。
また、経済的な困難があっても安心して学べるよう、公明党は奨学金の拡充を一貫してリードしてきました。公明党学生局は、返済が不要な「給付型奨学金」の創設や、学生の「うつ病」をはじめとした心の悩みなどの相談体制の整備、学生の就職活動の支援政策を取りまとめ、昨年、政党として初めて学生のための政策集をつくりました。
私たち公明党は、未来を担う青年に光を当て、夢と希望を持てる社会を築いて参ります。