都市型水害へ対策強化

小池百合子知事は、必要な箇所に監視カメラや警報表示板を整備するとともに「今年度改定する河川整備計画に新たな調節池や地下河川などを盛り込む」と答えた。
急傾斜地での土砂災害について加藤議員は「対策が必要な箇所の多くは民有地で、所有者には費用負担が大きすぎる」と指摘。所有者による対策が困難な場合に都が費用の8割を負担し、残りの2割を区市町村が拠出できる事業の周知を訴えた。久野健一郎建設局長は、自治体が拠出する費用に都の市町村総合交付金を充てることが可能だと明かし「(各自治体に)事業スキームに関する情報を積極的に発信する」と応じた。
災害時の避難所確保へ、コロナ禍でホテルを宿泊療養施設として確保した経験を生かし「ホテルや旅館を活用すべきだ」と加藤議員が要請したのに対し、山口真総務局長は、宿泊団体や区市町村と連携し、ホテルの確保や割り振り、避難先への移動手段について図上訓練を実施すると答えた。
15歳以上の都民に1万1000円相当のポイントを付与する「東京アプリ生活応援事業」に関して加藤議員は、スマートフォンを持っていない低所得者層への支援策を具体化して早期に開始するよう、あらためて主張。高野克己デジタルサービス局長は、対象者にスマホを貸与する試みを早期に実施すると表明した。










きょうは、真東から昇った太陽が真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなる「秋分の日」。年2回訪れるこの天文現象の日を祝日とする国は、日本だけのようだ◆日本には、澄んだ夜空に浮かぶ「中秋の名月」をめでる風習もある。旧暦の8月15日で定める今年の名月は25日で、満月になるのは27日。同様の風習はアジア諸国にもあるが、アメリカでは、9月の満月をハーベスト・ムーンと呼ぶ。農作業の収穫時期に由来するという◆今の時期、外食チェーンなどでは、卵の黄身をあしらった多彩な“月見メニュー”を展開している。秋の風物詩を取り入れた食文化も、日本ならではの豊かな季節感と美意識から生まれたものだろう◆季節の移ろいは、青空にも映し出される。低い空には、もくもくした夏の雲。高い空には、うっすらした秋の雲。夏の名残と秋の訪れが入り交じったような空模様は「行き合いの空」と呼ばれてきた。何とも趣深い表現である◆今年の夏は連日のように豪雨が各地を襲い、災害が相次いだが、地球温暖化などの影響は雨だけではない。春と秋が短くなり、夏と冬が長くなる「二季化」が進んでいる。健康に留意しながら、四季の移ろいを味わう感性も大事にしたい。
