ペルセウス座流星群
「地球から月まで時速300キロの新幹線で行くと、どれくらいかかるでしょう?」。答えは2力月ほどという。
天文学者の渡部潤一さんが先月、支部未来座談会で教えてくれた▼月までの距離は約38万キロ。光の速さは秒速30万キロだから、今、見ている月は1秒ちょっと前の姿となる。太陽は8分20秒前、夏の大三角で最も明るい星ベガ(織り姫星)は、25年前の光だ。私たちが星を見る“一瞬”に、過去の星と現在の自分の時間が交錯する▼渡部さんは、コンピューターを使っての宇宙旅行を体験させてくれた。地球を飛び立ち、太陽系の惑星である火星、木星、土星、天王星、海王星を通過。さらに天の川銀河を越え、宇宙の果てまで移動し、地球に帰還した。参加者は「宇宙は限りなく広いね」と口々に▼渡部さんは言う。「宇宙に無限の可能性があるように、人間の中にも無限の可能性がある」。138億年前に一つの光から誕生したとされる大宇宙の神秘を解明するのが宇宙研究ならば、小宇宙である人間の無限の可能性を引き出すのが仏法の英知である▼今月13日未明を中心に三大流星群の一つ、ペルセウス座流星群が見頃を迎える。これを好機に夜空を見上げたい。大宇宙と小宇宙の交流を満喫しよう!
聖教新聞 令和8年8月11日より転載
