公明、24議席で再出発 小選挙区4、比例区20人/党再建へ9日に新代表選出
10月27日に投開票された衆院選の結果、衆院の公明党は24議席で再出発することになりました。衆院選では公認候補を擁立した11小選挙区のうち、4人が激戦を突破、比例区では全国11ブロックで20人が当選しました。公示前の32議席には届きませんでした。与党としては過半数を割り込む結果となりました。
小選挙区で公明党は、新設された東京29区で岡本三成氏が野党候補との“一騎打ち”の大接戦を制し、逆転勝利。兵庫2区の赤羽一嘉氏、同8区の中野洋昌氏は、執念の追い上げで大混戦から抜け出し議席を死守しました。広島3区で国土交通相の斉藤鉄夫氏も当選を果たしました。
一方、北海道10区の稲津久氏、埼玉14区の石井啓一代表、愛知16区の犬飼明佳氏、大阪3区の佐藤茂樹氏、同5区の国重徹氏、同6区の伊佐進一氏、同16区の山本香苗氏は最後まで追い上げたものの、善戦及ばず惜敗しました。
各比例ブロックの獲得議席は、北海道1、東北1、北関東3、南関東2、東京都2、北陸信越1、東海2、近畿3、中国1、四国1、九州・沖縄3の計20議席。4氏が初当選を果たしました。
選挙結果を受け石井代表は、10月31日の党中央幹事会で代表を辞任する意向を表明。辞任の理由について「党代表は、国会論戦を通じて党の考え方を表明する役割や、国会に関するさまざまな動きに対して迅速に判断しなければいけないことから、国会議員が務めるべきだ。速やかに党再建に向けた体制を構築してほしい」と力説しました。
また中央幹事会では、石井代表の後任を選出するための臨時全国大会を9日に招集することを決めました。
公明新聞2024/11/03 1面転載