新型コロナ そこが知りたい! 感染に伴う入院給付金 自宅・宿泊療養も対象/保険会社に手続きの確認を
感染力の強い新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA.5」が猛威を振るう中、コロナに感染して自宅で療養する人が増えています。入院のみならず、自宅や宿泊施設での療養についても、保険会社の多くは特別措置として医療保険などの入院給付金の対象としています。給付金を受け取るには、どうすればいいのでしょうか。
民間の医療保険などに加入している場合、基本的には自身で保険会社に入院給付金を申請する必要があります。一定期間はさかのぼって申請できますが、手続きの流れや必要書類などの詳細を保険会社に必ず確認するようにしてください。新規加入停止や金額の見直しを行っている会社もあります。
一般的な手続きで必要な書類として、保険会社所定の給付金請求書のほか、療養証明書などが挙げられます。療養証明書は自治体や保健所などを通して発行することができますが、業務の逼迫により全国的に発行が遅れています。
■申請時の証明書、スマホで発行可
一方、スマートフォン(スマホ)などで健康状態を入力する厚生労働省開発のシステム「My HER―SYS(マイハーシス)」を活用して、療養証明書を発行することも可能です。ただし、検査をせずに医師の判断で感染者とみなす「みなし陽性」や、療養期間が10日を超えるなどの場合はマイハーシスで発行できないため、保健所などが発行する紙の証明書を利用してください。
マイハーシスの操作方法に関しての問い合わせは、厚労省の専用ダイヤル(℡03・6885・7284または℡03・6812・7818)まで。受付時間は、土日祝日を除く午前9時30分~午後6時15分です。
公明新聞2022/08/10 2面転載