公明の提案、突破口開く 自宅療養者の治療速やかに/埼玉県本部国政報告会で山口代表
公明党の山口那津男代表は30日、東京都新宿区の党本部で党埼玉県本部(代表=西田実仁参院会長)が開催したオンライン形式の国政報告会に出席し、新型コロナウイルス対策について、公明党が政府に対して行った緊急提言に言及し、「自宅療養者が速やかに治療を受けられ、重症化する場合は入院できる道を広げてきた。具体的な提案を行い、政策に反映していくのが公明党の実行力だ」と訴えた。
具体的には、新型コロナに感染した自宅療養者が急増している現状を受け、政府が公明党の提言を踏まえ、軽症・中等症患者が治療を受けられる場を拡大する方針を示していると紹介した。
ワクチン接種については高齢者の8割以上が2回目の接種を終え、重症化や、死亡する事例が激減していると指摘し、若い世代への接種を加速していきたいと強調。
その上で、新たな変異株や新しい感染症への対策を進めるために、国家戦略として、ワクチンや飲み薬の治療薬の開発を後押ししていくと力説した。
衆院選比例北関東ブロックで3議席奪還に挑む石井啓一幹事長、輿水恵一前衆院議員、福重隆浩・群馬県議が必勝への決意を表明。新型コロナの感染防止対策とポストコロナに向けた経済再生、脱炭素(グリーン)化の促進や防災・減災対策の強化に全力を挙げて取り組むと訴えた。
会合では、政治評論家の森田実氏が講演し、今後の公明党の活躍にエールを送った。
公明新聞2021/08/31 1面転載