ワクチン接種 全国で円滑に 公明、対策本部を設置/山口代表が力説
公明党は20日午前の中央幹事会で、党内に石井啓一幹事長を本部長とする「新型コロナウイルスワクチン接種対策本部」を新たに設置した。同ウイルス感染症対策本部の「まん延防止・医療提供体制チーム」などで重ねてきた協議を継続し、一日も早い円滑な接種を推進するため、体制を強化する。中央幹事会の席上、山口那津男代表は、全国で接種が円滑に進むよう、党の国会・地方議員が連携しながら、政府・自治体の取り組みを支える必要性を力説。「長丁場となるがネットワークの力を生かし、成功に導きたい」と語った。
山口代表は、ワクチン接種について、感染対策を十分に行った上で、優先順位をつけ、3週間後に2回目の接種を円滑に行うためには、「相当な準備と実行へのチームワークが極めて大切だ」と指摘。その上で、「自治体によってマンパワーや財政力の差もある。政府がしっかりバックアップし有効性、安全性を国民に説明し、安心感と展望を持てるようやり遂げたい」と強調した。
■ネットワークで強力に後押し
党内にワクチン接種対策本部を設置する意義に関しては、河野太郎行政改革担当相がワクチン接種担当相に、山本博司厚生労働副大臣(公明党)が担当の副大臣に任命されたことを受け「公明党のネットワークを生かすために、ワクチン接種対策本部に地方議員も入り、大都市の人口密集地域や過疎、離島など、それぞれの場所で滑らかに進むようにしていきたい」と力説した。
同対策本部の体制は次の通り。
◇
▽本部長 石井啓一
▽副本部長 竹内譲、桝屋敬悟、高木美智代
▽事務局長 桝屋敬悟
▽事務局長代理 秋野公造
▽事務局次長 浜村進(内閣部会長)、国重徹(総務部会長)、遠山清彦(安全保障部会長)、伊佐進一(厚生労働部会長)、岡本三成(国土交通部会長)、中野洋昌(経済産業部会長)、竹谷とし子(環境部会長)、太田昌孝(地方議会局長)、東村邦浩(都議)、鈴木孝(練馬区議)、河野ゆかり(川崎市議)、西徳人(大阪市議)
公明新聞2021/01/21 1面転載