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Jアラート 多言語に対応
総務省消防庁はこのほど、全国瞬時警報システム(Jアラート)によるミサイル発射などの緊急情報について、外国人旅行者向け災害情報アプリ「Safety tips」で配信サービスを始めた。
Jアラートが発信する情報は、地震、津波や火山といった自然災害と、弾道ミサイルの発射や大規模テロなど国民保護に関する内容に分かれる。これまで、訪日外国人などに対応した多言語の情報提供は自然災害に関する情報に限られていた。
このアプリは、英語と中国語、韓国語に対応。Jアラートが作動した場合、設定した言語に翻訳された緊急情報が通知音とともにスマートフォンなどに届く。
このサービスが迅速にスタートした背景には、公明党の“ネットワークの力”を存分に生かした連携プレーがあった。
昨年8月29日早朝、北朝鮮が発射した弾道ミサイルが北海道上空を通過し、Jアラートが発令された。数日後、札幌市に住む青年党員の平田亜樹さんは、市内の大学に通う留学生の知人から、「難しい日本語が読めず、カタカナ表記の“ミサイル”だけが分かりパニック状態になった」と聞きつけた。平田さんは、この話を公明党の前川隆史札幌市議に伝え、「留学生や訪日観光客の安全のためにも、緊急情報の多言語化を実現してほしい」と訴えた。
前川議員は早速、稲津久衆院議員に相談。稲津氏は、昨年5月の衆院総務委員会でJアラートの円滑な運用を質問した経緯を踏まえ、多言語化の推進や、外国人向けの広報活動の充実を関係機関に求めた。その結果、今年3月20日からアプリによる情報配信がスタート。また文部科学省は今月23日付で、この取り組みを教育現場で周知するよう求める文書も発信した。
稲津氏は「多言語対応のチラシも各自治体や留学生が通う大学などに配布する方針となっており、今後も外国人の安全確保に力を尽くしていく」と話している。2018年04月26日 公明新聞1面転載
はしか拡大/大型連休前、適切に感染予防を
はしか(麻疹)の感染者が沖縄県を中心に増えている。
多くの人が移動する大型連休を前に、厚生労働省は各都道府県に注意を呼び掛けており、十分に警戒したい。
ウイルス性の感染症であるはしかは感染力が非常に強くマスクや手洗いでは予防が難しい。感染すると約10日後から発熱や咳など風邪に似た症状が数日続き、その後、39度以上の高熱と発疹が現れる。
肺炎や脳炎などの合併症を引き起こす可能性は3割に達し、死に至るケースもある。特に乳幼児は注意が必要だ。妊娠中に感染すると、流産の恐れもある。
国内では予防接種の普及で、土着のウイルス感染がない「排除状態」を2015年に達成した。しかし、訪日客や帰国者がウイルスを持ち込む例が相次いでいる。
今回の感染拡大も、3月中旬に台湾から沖縄県を訪れた男性旅行者が感染源とみられる。同県の患者数は70人に達し、沖縄を訪問した名古屋市の男性や、この男性が受診した医療機関で働く女性らの感染も確認された。
20日には、仙台―台北間を往復する旅客機に搭乗した客室乗務員が感染していたことが明らかになっている。
はしかには特効薬がなく、最大の予防策はワクチン接種だ。2回の接種で確実に免疫ができるが、1990年4月1日以前に生まれた人は2回接種を受けていない可能性があるという。
国立感染症研究所は、定期接種の対象である1歳児と今年度6歳になる幼児に加え、旅行を予定する人や医療・保育・教育関係者、0歳児の家族などに対し、可能な限り早めのワクチン接種を呼び掛けている。
まずは、母子手帳などで予防接種や罹患の記録を確認してほしい。記録が不十分な場合は、かかりつけ医に相談することも必要だ。感染の疑いがある場合は、受診する前に医療機関に連絡することが欠かせない。
厚労省によると、はしかの感染報告は海外でも多く、とりわけアジア、アフリカ諸国の報告が多数に上るという。国は、入国時の水際対策の徹底や外国人にも分かりやすい注意喚起などに、一層取り組む必要があろう。
2018年04月25日 公明新聞2面転載
性別関係なく選べる制服
この4月、千葉県柏市に開校した市立柏の葉中学校は、性別や理由に関係なく、生徒がスラックスかスカートかなどを自由に選べる制服を導入した。LGBT(性的少数者)に配慮する一方、「冬場にスカートでは寒い」などの声を反映。公明党の阿部俊昭県議と党市議団(中島俊幹事長)が同中学校を視察し、市教育委員会の担当者らと意見交換した。
今回、柏の葉中が導入した制服は、男女とも濃紺のブレザー。これにグレーのチェック柄のスラックスか、スカートをはき、ネクタイかリボンを着用する。どれを選ぶかは自由だ。
市教委学校教育部学校教育課の依田森一課長は「生徒たちが個性豊かに自由な発想を持って、のびのびとした学校生活を送ってほしい」と期待を寄せていた。
党市議団の小泉文子議員が、2016年6月定例会で、市内の教職員が性的少数者への理解を深めながら、対応に生かしていけるよう後押ししていた。2018年04月24日 公明新聞7面転載
最近では一式そろえると、総額8万円を超えるといわれたアルマーニの標準服が大きな話題となりましたが、このようなジェンダーレス制服は海外でも同様の取り組みをしているところもあるそうで“ジェンダーニュートラル(性に対して中立)と呼んでいるそうです。
今後、この世な取り組みは広がってくるのかなと感じます。